バルセロナはスペイン代表FWアンス・ファティとの契約延長を急いでいないようだ。6日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
現在18歳のファティは、2012年にセビージャからバルセロナの下部組織へ加入。し烈な競争の中で頭角を現すと、2019年夏にプロ契約を勝ちとり、8月25日のラ・リーガ第2節・レアル・ベティス戦でトップチームでのデビューを果たしていた。同選手は昨季、公式戦33試合に出場し8ゴールをマーク。ブレイクを果たしていたものの、昨年11月7日に行われたラ・リーガ第9節・レアル・ベティス戦で先発出場した際、左ひざの内側半月板を損傷。以降は複数回にわたり手術を行うなどコンディション回復に時間を要している。
ファティとバルセロナの現行契約は来年6月までとなっているが、現時点では契約延長の合意に至っていない。しかし、両者は数か月前から新契約締結にむけて会談を行っている模様。クラブ首脳陣と選手サイドの関係は良好であるほか、バルセロナが同選手を必要不可欠な戦力として高く評価していることもあり、契約延長を急ぐ考えはないようだ。
なお、ファティ本人は今後もバルセロナでプレーすることを望んでいるものとみられる。大怪我により今シーズンや東京五輪を棒に振ったものの、依然として将来のバルセロナを担う逸材として多くの期待を寄せられている。
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