明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のサントスからMFジエゴ・ピトゥカを完全移籍により獲得しているが、サントスは同選手が来日可能となるまでレンタル移籍によりピトゥカを再獲得しようとしていたようだ。18日、ブラジルメディア『Futebol Naveia』が伝えている。
ピトゥカは2020シーズンのリーグ戦で26試合に先発出場したほか、コパ・リベルタドーレスでも11試合でフル出場を果たしており、クラブを準優勝に導く活躍を見せていた。同選手には昨年11月から鹿島アントラーズが複数回にわたり獲得オファーを提示。一度は破談に終わったものの、選手サイドがJリーグ挑戦に前向きな姿勢を見せていたこともあり、今年1月に160万ドル(約1億7400万円)を支払い有権の50%を買い取るという条件でクラブ間合意に達していた。
しかし、日本政府が新型コロナウイルスの感染拡大に伴い新規入国を規制を強化していることから来日の目処が立たず、同選手はアントニオ・カルロス・ザーゴ監督とオンラインでコミュニケーションをとりながらブラジル国内でトレーニングを続けている。
その中、サントスは日本への入国が可能となるまでの期間において鹿島アントラーズからピトゥカをレンタルにより獲得することを検討していた模様。しかし、国際サッカー連盟(FIFA)の規定に違反することからこれを断念したようだ。
なお、日本政府は緊急事態宣言が解除された後、プロ野球やJリーグ等の外国人選手について2週間の待機期間を設けた上で特例として入国を認める方針を今週中に固めている。
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