プレミアリーグ アーセナル

アーセナル監督、レアルから加入したウーデゴールの将来について「我々に決定権はない」

マルティン・ウーデゴール  写真提供:GettyImages

 アーセナルのミケル・アルテタ監督は今冬にレアル・マドリードからレンタル移籍により加入したノルウェー代表FWマルティン・ウーデゴールの今後について言及しているようだ。21日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 ウーデゴールは昨夏にレアル・ソシエダでのレンタル期間を終えてレアル・マドリードに復帰したものの、今季は2度のわたる負傷離脱もありレアル・マドリードではここまで公式戦わずか5試合の先発出場にとどまっていた。その後、同選手は出場機会を求めてクラブ首脳陣に対して今冬移籍を志願すると、今年6月までのレンタル移籍によりアーセナルの一員となっているが、この取引では買い取りオプションが付帯されていない。

 しかし、ウーデゴールはとジネディーヌ・ジダン監督の関係がレアル・ソシエダからの復帰後良好なものではないとみられ、指揮官続投の場合はレアル・マドリードへの復帰を望まないという噂が飛び交っている。

 その中、アーセナルのアルテタ監督は21日のプレミアリーグ第25節・マンチェスター・シティ戦のメディアインタビューにおいてウーデゴールの将来について聞かれると「我々はマルティンをレアル・マドリードから獲得しており、何よりも彼が兼ね備えているクオリティを最大限生かすようにしなければならない。シーズン終了後、我々は彼との関係を前に進めるかどうか決めるけど、現時点では(彼が来季もアーセナルでプレーするかどうか)我々に決定権はない」とコメントを残した。

 なお、ウーデゴールはアーセナル加入後、すでに公式戦3試合で先発出場を果たしている。本来のパフォーマンスを取り戻すために新天地を求めた同選手だが、来季以降の所属クラブがどこになるのか周囲の興味は尽きないだろう。