リバプール、昨年にワトフォードFWサール獲得目前だった…代理人が明かす

　リバプールは昨夏の移籍市場でワトフォードのセネガル代表FWイスマイラ・サールの獲得に近づいていたようだ。11日、英メディア『リバプールエコー』が報じている。

　昨夏の移籍市場でウルバーハンプトン・ワンダラーズからポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタを獲得したリバプール。しかし、それ以前にはサールの獲得に近づいていたようだ。

　同メディアによると、リバプールはサールの獲得において最終段階にあった模様。ワトフォードは同選手に対して移籍金4000万ポンド（約57億8000万円）を設定していたものの、詳細の面で合意には至らなかった模様。その結果、リバプールは移籍金4100万ポンド（約59億3000万円）でジョッタを獲得。しかし、リバプールは同選手獲得から12か月間でわずか約10％の支払いを行うことが要求されているようだ。

　サールの代理人は「リバプールとは移籍の最終段階にあった。すべてが決定していた。給与や契約期間もね。私はサディオ・マネに住居を探すように頼んだほどだ。しかし、最終的にリバプールは移籍金を用意することができなかったんだ。言い方を変えればリバプールは資金調達ができなかったんだ。今日、各クラブが直面している経済的打撃は深刻なものだからね。ほとんどのクラブが赤字なんだ」とコメントしている。

　リバプールが同選手の獲得に成功していた場合、今シーズンプレミアリーグ4位に位置するリバプールの成績は変わっていたのかもしれない。