リーグ・アン ナント

元フランス代表指揮官ドメネク、ナント監督に就任。2010年の南アフリカW杯で指揮

レイモン・ドメネク 写真提供:Gettyimages

 ナントは26日、レイモン・ドメネク氏の監督就任を公式発表した。同日、フランス紙『レキップ』をはじめ、複数メディアが報じている。

 かつて元日本代表監督のバイド・ハリルホジッチ氏が率いたクラブとして一時注目を集めたナントは昨季、クリスティアン・グルキュフ監督のもとリーグアンを13位で終えていたが、今季は大型連敗こそないものの勝ち点を積み重ねることができず、12月上旬には同監督を解任。アシスタントコーチを務めていたパトリック・コロット氏が暫定監督に就任したものの、23日に行われた第17節・オリンピック・リヨン戦では0-3と黒星を喫していた。

 一方、ドメネク氏は2004年からフランス代表を率いており、2010年のワールドカップ・南アフリカ大会では一部選手との確執が噂されたことにより大きな話題を呼んでいた。同大会でのグループステージ敗退以降はしばらく監督業を行っていなかったが、2016年からブルターニュ代表の指揮官を務めていた。

 なお、ナントは17試合を終えて勝ち点15の16位と降格圏手前に沈んでいる。リーグアンでの指揮はオリンピック・リヨンを率いて以来27年ぶりであるだけに、フランス国内でしばらく注目を集めることだろう。