ここのところアーセナルとブライトンの関係が穏やかではない。
プレミアリーグ第30節アメックス・スタジアムで行われた1戦では、ニコラ・ぺぺの鮮やかな左足でアーセナルが先制するも、セットプレーからルイス・ダンクに同点弾を浴び、後半アディショナルタイムにニール・モペイに痛恨の逆転ゴールをお見舞いされブライトンが劇的な勝利を収めた。
アーセナルにとってはゲーム内容もさながら、展開においても怒りと悲しみを感じずにはいられない90分となった。この試合で様々な因縁が生まれたからだ。そんなアーセナルとブライトンの間にある因縁をいくつかご紹介したい。
勝てん勝てん勝てん
今回のブライトン勝利に終わった試合は、両クラブにとって大きな意味合いを含む結果となった。ブライトンは2020年公式戦初勝利、対するアーセナルはチャンピオンズリーグ・ヨーロッパリーグ出場権が遠のく連敗。しかしそれ以上に言及すべき点は「アーセナルがブライトンに勝てない」というレッテルを貼られてしまったことだろう。
意外にもアーセナルは2017年10月1日の勝利を最後にブライトン相手に2年半以上勝てていない(0勝2分3敗)。その多くは、幸先の良いスタートを切るアーセナルにブライトンが追いつくといった展開が多く、フラストレーションを募らせてしまう結果になりがちだ。皮肉にも今回のゲーム展開も同様の内容となってしまった。
モペイのレノ強襲
この試合、アーセナルにとって痛恨だったのは守護神ベルント・レノの負傷退場だろう。35分辺り、ダヴィ・プレパーのロングボールに対応したレノにニール・モペイが突撃し、レノはそのままピッチ上にうずくまった。ストレッチャーに乗せられ運び出された姿はその怪我の重症さを物語っている。前節のマンチェスター・シティ戦のグラニト・ジャカ、パブロ・マリに次いでアーセナルは相次ぐ負傷者に頭を悩ませる一幕となった。またレノによるアーセナルへの貢献度は非常に大きく、彼の功労によっていくつもの勝ち点を拾ってきたことかを考えると今後の戦いは茨の道となることだろう。
Bernd Leno is stretchered off after sustaining a nasty-looking knee injury in a challenge with Brighton’s Neal Maupay.
— Goal (@goal) June 20, 2020
The Arsenal goalkeeper was not happy with Maupay as he left the pitch.#BHAARS pic.twitter.com/xrbJ4orxTb
対してレノのボールチャッチ後に接触に入ったモペイに不快感を示す人も少なくない。彼の意図的かつ軽率な対応は今後両クラブにとって大きな因縁を生み出しかねない。
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