
評価B:サイドバック大国の定位置争いに挑む
- DF石原広教(浦和レッズより完全移籍)
多くの日本を代表するサイドバックを輩出してきたFC東京。現在でも、DF室屋成やDFバングーナガンデ佳史扶といった代表経験を持つ選手がしのぎを削っている。DF長友佑都は右膝前十字靭帯損傷で長期離脱中だ。
そんな熾烈なポジション争いが日々繰り広げられている中、自ら厳しい環境へ身を投じたのが浦和レッズから完全移籍で今夏加入したDF石原広教だ。
これまで、浦和や湘南ベルマーレでほぼ定位置を守り続け毎年のように30試合以上の出場機会を得ていた石原。今季も出場機会こそここまで8試合すべてで得ているものの、内訳を見るとベンチスタートが多くなっている。直近3試合はいずれもわずかな出場時間となっており、経験豊富な選手であってもサイドバック大国FC東京でのスタメン奪取がどれほど難しいかが窺い知れる。
ただし、石原の加入によりこれまで以上にハイレベルなポジション争いがこの先も続くことは間違いない。チーム力アップという補強の目的はすでに果たせているともいえることから評価Bとした。

評価C:デビューが待たれる3選手
- DF永野修都(藤枝MYFCへの期限付き移籍より復帰)
- MFニコライ・ヴァリス(ブレンビーIFより完全移籍)
- FWダニ・ゴメス(レアル・サラゴサより完全移籍)
まだまだFC東京の戦力アップに寄与するだろう新戦力は複数いる。DF永野修都は、この中断期間に愛知県で開催された第20回アジア競技大会にU-21代表として参加。残念ながら優勝こそ逃したが、永野自身は2ゴールを挙げるなど随所に見せ場を作っていた。百年構想リーグでは、期限付き移籍先となった藤枝MYFCで主力を務めており、短期間に大きな経験値を積んだ選手なのは間違いない。FC東京でのお披露目が今から楽しみだ。
左膝前十字靭帯損傷で手術を受け、長期離脱中のMFニコライ・ヴァリスはまだ再来日のスケジュールがクラブから発表されておらず、一日も早い再合流とFC東京でのデビューが待たれる。
そしてもう1人、9月中旬に加入が発表されたFWダニ・ゴメスのJ初出場も楽しみだ。過去スペインの世代別代表での出場経験もあり、長く自国スペインで経験を積んできた選手。初の国外クラブ挑戦となるが、FC東京の攻撃陣にまた1つ、新たな武器が加わったと言えよう。
怪我の選手も含めて考えれば、FC東京の戦力は今後まだまだ上がる。このまま上位争いに残り続け、悲願のJ1制覇までたどり着けるのか。新戦力たちの活躍からも目が離せない。
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