
木本恭生
3人目は、今シーズンでプロ11年目を迎えるDF木本恭生。福岡大学卒業後、2016シーズンにセレッソ大阪(以下、C大阪)へ加入。ボランチやセンターバックなど守備的ポジションを幅広くこなすマルチロールプレーヤーで、球際の強さや優れたポジショニングで相手の攻撃の芽を摘む守備力に加え、空中戦や足元の技術にも優れ、攻撃面でも貢献できる選手だ。
5シーズン所属したC大阪ではリーグ戦103試合4ゴール10アシストを記録。なかでも2019シーズンにチームが記録したリーグ総失点数「25」はJリーグ歴代2位の少なさであり、その堅守を支えた一人でもあった。
2021シーズンは名古屋グランパスでプレーし、J1リーグ32試合に出場。主力として活躍したのち、2022シーズンからFC東京に加入した。加入後は3シーズンにわたりチームを支えてきたが、昨シーズンはDF土肥幹太の台頭やDFアレクサンダー・ショルツの加入、さらにベテランDF森重真人らとのポジション争いに敗れ、リーグ戦7試合の出場にとどまった。シーズン途中にはJ2のサガン鳥栖へ期限付き移籍するなど、悔しい1年となった。
FC東京に復帰し巻き返しを期すベテランDFだが、百年構想リーグでも出場機会はなく、厳しい立場に置かれている。2026/27シーズンを前に、移籍の可能性は高いと言わざるを得ない。
小柏剛
4人目は、怪我に苦しむ快速アタッカーのFW小柏剛。明治大学では、3年時から背番号「10」を背負い、全日本大学サッカー連盟選抜としてユニバーシアード日本代表に選出。チームを世界一に導く活躍を見せた。まるで“早送り”のような爆発的スピードで相手DFの背後を取るプレーは、元アルゼンチン代表のセルヒオ・アグエロ氏(2021年現役引退)を彷彿とさせ、多くのサッカーファンに強烈なインパクトを与えた。
大学卒業後の2021シーズン、Jリーグ複数クラブによる争奪戦の末、北海道コンサドーレ札幌に加入。プロ1年目からJ1リーグ30試合7ゴール4アシストを記録し、鮮烈なデビューイヤーを飾った。その後はハムストリングスの肉離れなど怪我の影響で出場機会を減らしたものの、限られた時間の中でもゴールに直結する結果を残してきた。
2024シーズンにFC東京へ完全移籍。しかしここでも負傷が続き、右肩鎖関節脱臼や左肩関節脱臼の影響で長期離脱を余儀なくされるなど、2シーズンでのリーグ戦出場はわずか14試合にとどまっている。シーズンを通して計算が立たない点は大きな不安材料だ。2026/27シーズンに向けて、活躍の場を他クラブへ移す可能性も十分に考えられる。
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