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「Jリーグカレー」「Jリーグチップス」次なるJリーグ関連商品の復刻版は

Jリーグマスコット総選挙2022 写真:Getty Images

5月15日「Jリーグの日」に合わせて、昨年はJリーグカレー、今年はJリーグチップスが限定復刻された。来場者に無料配布されるキャンペーンが話題になり、全60クラブの現役選手180名のみならず、過去にJリーグを彩ったレジェンド選手のカードも封入されていることで、33年目を迎えたJリーグファンのノスタルジーを高めている。

Jリーグチップスは、1993年にリーグが創設され日本中を巻き込んだ大ブームを象徴するアイテムで、子どもから大人までが熱狂した。復刻版では、カズこと三浦知良(現JFLアトレチコ鈴鹿)などの“キラカード”が人気を集め、SNS上では今や親世代となったファンからも「子どもの頃の思い出が蘇る」「カード集めでスタジアムに行きたくなる」などの声が上がり、好評を博した。

それだけJリーグが歴史を歩んできた証しとも言えるエピソードだが、ここでは次の「Jリーグの日」に登場しそうなJリーグ関連商品を予想したい。


Jリーグマスコット「Jリーグキング」写真:Getty Images

Jリーグバー(森永乳業)

食べ物シリーズで企画するならば、Jリーグバーは外せない一品だ。10本入りのマルチパック「バニラ&ソーダ味」と、単品の「プリン味」が発売された角型のアイスバー。「スポーツドリンク味」「プリン味」にはホログラムカードが入り、さらに「当たり」が出ると、限定版テレホンカードがプレゼントされる。1本100円で発売されていた商品だった。

冷凍商品であるため配送コストが掛かり、無料配布するハードルはカレーやチップスより高くなる上、持ち帰り不可能とあって実現可能性は低いかも知れない。しかし、試合前のスタジアムで大人も子どももアイスを頬張る姿は、Jリーグの歴史を感じられるだけではなく、微笑ましい光景となることは必至だろう。


大宮アルディージャ公式マスコット「アルディ」「ミーヤ」 写真:Getty Images

カセットテープ CDixⅡ(SONY)

もはや令和生まれの若者に聞いても「カセットテープって何?」と言われそうだが、CD(コンパクトディスク)が登場する前の長い間、音楽を聴く主なメディアツールだった。

2019年、ユネスコ(国連教育科学文化機関)と国際音声・視聴覚アーカイブ協会が「マグネティック・テープ・アラート」なる告知を行い、「カセットテープやビデオテープなどの磁気テープに収められたデータを2025年までにデジタルファイル化しなければ、テープ劣化に伴い失われる可能性が高い」とした。

しかしSONYは、今年2月にMD(ミニディスク)、BD(ブルーレイディスク)の生産を終了させた一方、カセットテープの生産は続けている。長距離トラック運転手を中心に、カセットテープにはまだ需要があることがその理由とされ、実際、高速道路のサービスエリアの片隅には、歌謡曲入りのカセットテープが売られている。

現在、Jリーグ各チームのマスコットキャラクターがデザインされたカセットテープ「CDixⅡ」がオークションサイトで売買されており、コレクターズアイテムとなっている。JリーグがSONYに再生産を発注しなければならないが、実現すれば話題となるだろう。

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名前:寺島武志

趣味:サッカー観戦(Jリーグ、欧州5大リーグ、欧州CL・EL)、映画鑑賞、ドラマ考察、野球観戦(巨人ファン、高校野球、東京六大学野球)、サッカー観戦を伴う旅行、スポーツバー巡り、競馬
好きなチーム:Jリーグでは清水エスパルス、福島ユナイテッドFC、欧州では「銀河系軍団(ロス・ガラクティコス)」と呼ばれた2000-06頃のレアルマドリード、当時37歳のカルロ・アンチェロッティを新監督に迎え、エンリコ・キエーザ、エルナン・クレスポ、リリアン・テュラム、ジャンフランコ・ゾラ、ファビオ・カンナヴァーロ、ジャンルイジ・ブッフォンらを擁した1996-97のパルマ

新卒で、UFO・宇宙人・ネッシー・カッパが1面を飾る某スポーツ新聞社に入社し、約24年在籍。その間、池袋コミュニティ・カレッジ主催の「後藤健生のサッカーライター養成講座」を受講。独立後は、映画・ドラマのレビューサイトなど、数社で執筆。
1993年のクラブ創設時からの清水エスパルスサポーター。1995年2月、サンプドリアvsユベントスを生観戦し、欧州サッカーにもハマる。以降、毎年渡欧し、訪れたスタジアムは50以上。ワールドカップは1998年フランス大会、2002年日韓大会、2018年ロシア大会、2022年カタール大会を現地観戦。2018年、2022年は日本代表のラウンド16敗退を見届け、未だ日本代表がワールドカップで勝った試合をこの目で見たこと無し。
“サッカーは究極のエンタメ”を信条に、清濁併せ吞む気概も持ちつつ、読者の皆様の関心に応える記事をお届けしていきたいと考えております。

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