柏レイソルは12月28日、オランダ人FWフロートが2024シーズン限りで退団すると公式発表。海外メディアが両者の契約内容について報じているが、同選手は高額年俸を受け取っていたという。
クラブは公式サイトを通じて、「フロート選手につきまして、今季をもって退団することが決定しましたのでお知らせいたします」とアナウンス。移籍先等が記載されていないだけに、契約解除や移籍金ゼロで放出の可能性が取り沙汰されている。
デンマーク紙『Tipsbladet』が2024年7月の時点で報じたところによると、柏とフロートの契約期間は2025シーズン終了後まで残っていたとのこと。デンマーク1部ヴィボーFFが同選手の再獲得に動いていたものの、合意に達しなかったという。
また同紙は12月28日、フロートの柏退団について「契約満了の1年前に契約解除という形でチームを去ることになった」とリポート。クラブが移籍金回収ではなく、契約解除という選択をとった背景として、2億円規模という巨額年俸があると考えられる。
フロートは2023年2月、ヴィボーFFから柏へ完全移籍。身長193cmと大柄な体格や、オランダの年代別代表、リーズ・ユナイテッドやオランダ1部フィテッセなどでプレーしていた過去から、加入当初はかつて柏に在籍していたケニア代表FWマイケル・オルンガに匹敵するほどの大物選手として注目を浴びていた。
しかし来日1年目にJ1リーグ17試合の出場で1ゴールという結果に終わると、2024シーズンも公式戦7試合の出場で無得点。日本代表FW細谷真大からレギュラーを奪うことができず、わずか2年でチームを去ることになった。
なおフロートの移籍金については、オランダメディア『VOETBAL』が2023年1月に「200万ユーロ(当時約2億8000万円)でクラブ間合意」と報じていた。高額な移籍金、年俸に見合うだけの結果を残せなかっただけに、多くのファン・サポーターが落胆している。
コメントランキング