
東京五輪U24日本代表MF三好康児は、8月30日にイングランド3部バーミンガム・シティからブンデスリーガのVfLボーフムへ完全移籍。FW浅野拓磨(マジョルカ)にかわるアタッカーとして期待を寄せられるなか、古巣である北海道コンサドーレ札幌の幹部が日本代表復帰の可能性に言及している。
同選手は川崎フロンターレ、札幌、横浜F・マリノスやベルギー1部ロイヤル・アントワープを経て、2023年6月にバーミンガムと2年契約を結ぶと、2023/24シーズンのイングランド2部リーグ戦で43試合に出場して6ゴールをマーク。ウェイン・ルーニー監督時代に一時出場機会を減らしたが、2024年1月以降はほぼ全試合でスタメンに名を連ねていた。
ただバーミンガムは3部へ降格すると、複数選手を放出。日本代表OBの内田篤人氏はインターネット動画配信サービス『DAZN』で6月9日配信開始の「内田篤人のフットボール・タイム」に出演した際、三好の去就について「年齢的な部分もあるかもしれない。移籍に関して言うと。そのまま残る可能性も無くはないかな」と占っていた。
しかし、ドイツの移籍ウィンドウ最終日である30日にイングランド3部からブンデスリーガへステップアップ。三好の駆け込み移籍に驚きの声が挙がるなか、札幌の取締役である相澤陽介クリエイティブディレクターはXで「やっと決まったと思ったらブンデスリーガ。努力家で野心と向上心を持った若者が遂に4大リーグの選手となり本当に嬉しい」と喜びをあらわにすると、「代表も見えてくる。いつかまたウチでもプレーして欲しい」と投稿。今後の活躍次第で、日本代表復帰もあり得るとの見解を示した。
東京五輪の舞台で、MF久保建英(レアル・ソシエダ)やMF堂安律(SCフライブルク)、MF三笘薫(ブライトン)らとともにプレーしていた三好。2021年10月のアジア最終予選でのメンバー入りを最後に日本代表から遠ざかっているが、今回のステップアップ移籍をきっかけに、再び森保ジャパンの競争に食い込めるか注目が集まる。
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