Jリーグ 大宮アルディージャ

元名古屋シュヴィルツォクにオファーも「大宮で高額年俸」元Jリーガーの後釜

ヤクブ・シュヴィルツォク 写真:Getty Images

 外資企業である大手飲料メーカー『レッドブル』の買収で注目を浴びている大宮アルディージャ。先日には元ポーランド代表FWヤクブ・シュヴィルツォクの退団を公式発表した。そのシュヴィルツォクには、元徳島ヴォルティス所属FWムシャガ・バケンガの後釜として、キプロス1部アポロン・リマソールへ移籍する可能性があるという。

 名古屋在籍時、アジアサッカー連盟(AFC)からドーピング疑惑によるサッカー活動停止処分を科されたシュヴィルツォク。昨年2月にスポーツ仲裁裁判所(CAS)で勝訴すると、名古屋からポーランド1部ザグウェンビェ・ルビンへ移籍したが、同年7月にJリーグ復帰を果たしていた。

 大宮加入当初は絶対的ストライカーとして活躍していたが、9月末に右ひざ外側側副じん帯損傷という大怪我を負うと、クラブもJ3降格。今季は杉本健勇の活躍が目立つ中、リーグ戦4試合の出場で2ゴールと振るわず、シーズン途中で契約満了によりチームを去っていた。

 そんなシュヴィルツォクの去就を巡っては、キプロスメディア『スーパースポーツ』が今月5日に「アポロンが獲得オファーを提示」とリポート。ただ、オファーの内容について「彼は大宮で高額年俸を受け取っていた。アポロンは大宮と同程度の年俸を支払えない」とした上で、「シュヴィルツォクが要求額を下げなければならないが、アポロンは他の選択肢も検討している」とターゲットを切り替える可能性も伝えている。

 アポロンは過去にキプロス1部リーグを4度、国内カップ戦を9度制覇。直近数年間も上位争いを繰り広げていたが、2023/24シーズンは7位で終了。今年1月にはバケンガを獲得したものの、わずか半年でインド1部パンジャーブFCへ放出している。