名古屋グランパス所属のオーストラリア代表GKミッチェル・ランゲラックが、25日に明治安田生命J1リーグ第33節ヴィッセル神戸戦を控える中、MF三笘薫(ブライトン)など日本代表選手の名前を挙げながらJリーグのレベルに言及。名古屋加入当初に描いていた自身のキャリアについても語っている。
ボルシア・ドルトムントで元日本代表MF香川真司(現セレッソ大阪)とチームメイトだったランゲラックは、VfBシュツットガルトやUDレバンテを経て、2018年1月に名古屋へ加入。来日1年目から正守護神として活躍しており、2021シーズンのYBCルヴァンカップ優勝に大きく貢献。今年5月のJ1第13節・鹿島アントラーズ戦で出場したことにより、名古屋でのJ1リーグ通算出場試合数が「185」に。ドラガン・ストイコビッチ氏を抜いて、歴代外国人選手の最多記録を更新している。
今もなおJリーグを代表する守護神として活躍しているランゲラックだが、来日当初は欧州復帰を視野に入れていたとのこと。豪州メディア『キープアップ』のインタビューで、以下のようなコメントを残している。
「(名古屋加入当初は)1,2年日本でプレーして、またドイツに戻ったりするものだと思っていたから、これほど長く日本でプレーしているのは少し予想外だね。欧州復帰が僕の考えていた道だった」
「ただ来日してから1年後に『ちょっと待てよ、ここ(日本)はちゃんとしたところだ』と思ったんだ。対戦する選手やリーグのレベルもね。基本的に日本代表に選ばれている多くの選手とは、ヨーロッパにステップアップする前に、このJ1リーグの舞台で対戦してきた。三笘や古橋亨梧(現セルティック)とかね」
カタールW杯でドイツ代表やスペイン代表を下すなど、急成長を遂げている森保ジャパンには、DF冨安健洋(アーセナル)やMF伊東純也(スタッド・ランス)など欧州トップレベルで活躍している選手が多い。ランゲラックのコメントをふまえると、日本代表の躍進が外国人選手のJリーグ挑戦を間接的に後押しするファクターになっていると考える。
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