韓国代表は今月7日、第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)男子サッカー競技の決勝でU22日本代表に2-1と勝利。大会3連覇を成し遂げたが、韓国野党議員による政治利用が波紋を呼んでいる。
MFイ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)をはじめA代表招集歴のある一部選手もメンバー入りした韓国は、兵役免除をかけてJリーグや大学生中心のメンバー構成である日本と対戦した。
インドネシア開催の前回大会につづく日韓戦で、韓国は前半2分にFW内野航太郎(筑波大)に先制ゴールを許したものの、同27分にMFチョン・ウヨン(VfBシュツットガルト)のゴールで同点に。後半に入っても一進一退の攻防を繰り広げる中、11分にFWチョ・ヨンウク(金泉尚武FC)が勝ち越しゴールをマーク。その後は日本の反撃を振り切って、金メダルを獲得している。
杭州アジア大会男子サッカー競技優勝が韓国国内で大々的に報じられる中、韓国の野党第一党「民主党」のチョン・チョンレ最高委員は日本戦翌日に「韓日戦サッカー優勝金メダル、おめでとう!来年の韓日戦総選挙も勝てばいい」と自身のフェイスブックアカウントに投稿。
対日関係の改善を図っている尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権を日本に見立てるという皮肉表現を交えながら、韓国代表の優勝を称えたが、これに対して「過度な反日意識だ」「反日に狂うとおかしくなる」「政治利用だ」などとチョン・チョンレ最高委員に対する批判が沸き起こっている。
なお尹錫悦氏は昨年5月に韓国大統領に就任すると、文在寅(ムン・ジェイン)政権の親北朝鮮・反日政策から180度方針転換。岸田文雄内閣総理大臣との首脳会談を行うと、日韓関係改善の可能性が報じられている。
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