かつて浦和レッズや横浜F・マリノスなどでプレーしていた日本代表FWオナイウ阿道は先月28日、リーグアン(フランス1部)トゥールーズFCからフランス2部AJオセールへ完全移籍。移籍に至るまでの過程を、現地メディアが報じている。
オナイウは2021年7月に横浜FMからトゥールーズへ完全移籍。加入1年目の2021/22シーズンにフランス2部リーグで2桁ゴールをあげたものの、昨季以降はスタメンでの出場機会が減少。今季リーグアン開幕から全試合でメンバー外となると、サンテティエンヌが移籍先候補に挙がる中、オセールに新天地を求めた。
トゥールーズの専門サイト『Les Violets』は、「オナイウは今夏の移籍市場で最も注目されたトゥールーズの選手だ」と見出しをうち、同選手の移籍を特集。これによると、オナイウのもとにはオセールの他にもドイツ、イングランド、MLS(メジャーリーグサッカー)、メキシコからオファーが届いたとのこと。トゥールーズは移籍金として150万ユーロ(約2億3000万円)を求めていたが、オセールから支払われる金額はボーナス込みで最大40万ユーロ(約6300万円)だという。
またフランス紙『デペシュ』の報道によると、オナイウ本人は家族に配慮して新天地を選んだとのこと。フランスで2年間過ごしていたこともあり、環境の変化が少ない国内移籍を優先したという。
オセールは4度のフランス国内カップ戦優勝を誇るが、2011/12シーズンに2部降格となり低迷。2021/22シーズンの2部リーグを3位で終えてリーグアン昇格を果たしたが、わずか1年で再び2部へ。今季はここまでリーグ戦4試合を終えて1勝2分1敗だ。
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