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旗手怜央にフランス移籍浮上「セルティックは放出前向き」契約延長拒否影響か

旗手怜央 写真:Getty Images

 日本代表MF旗手怜央は、スコットランド1部セルティックとの契約延長を拒否した模様。現在負傷離脱中であるにもかかわらず、リーグアン(フランス1部)所属クラブが同選手の獲得に乗り出しているようだ。

 旗手は昨季、アンジェ・ポステコグルー前監督のもとで主力選手として活躍していたものの、ブレンダン・ロジャーズ監督就任により立場が一変。リーグ開幕から2試合つづけてベンチスタートとなると、今月13日の第2節アバディーン戦でふくらはぎを負傷。最大4週間の戦線離脱を余儀なくされている。

 また英紙『サン』は今月23日、同選手がセルティックからの契約延長オファーを拒否したと報道。英紙『デイリーレコード』は「両者の契約延長交渉は続いている」としながらも、選手サイドがFW古橋亨梧とFW前田大然と同程度の待遇を求めている可能性もあわせて伝えている。

 そんな中、フランスメディア『スポーツゾーン』は24日に旗手の去就を特集。これによると、サウジアラビア1部アル・イテハドとアル・アハリ・サウジFCが関心を寄せる中、リーグアン所属クラブが旗手の状況についてセルティックに問い合わせとのこと。

 同メディアはセルティックの意向について「セルティックは旗手の獲得を望むクラブと金銭面の条件で一致する場合、売却に前向きだ」と伝える一方、同選手の獲得に向かっているフランス国内クラブの名前を明らかにしていない。

 なお旗手とセルティックの契約期間は2026年6月まで。セルティックの専門サイト『セルティックスター』は、同選手の移籍金について「彼には4000万ポンド(約73億円)の価値があると思うが、それだけの移籍金を得る可能性はない。現実的には、2000万ポンド(約36億円)だ」と見解を示している。