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上田綺世、フェイエノールト移籍後初ゴールで評価上昇「高額移籍金に…」

上田綺世 写真:Getty Images

 オランダ1部フェイエノールト所属の日本代表FW上田綺世は、22日に行われた練習試合のヴィレムII戦で移籍後初ゴールをマーク。現地メディアが高額の移籍金に触れながら、同選手のゴールを称えている。

 上田は昨季ベルギー1部リーグで20ゴール以上をあげると、今月3日にサークル・ブルッヘからフェイエノールトへ完全移籍。フェイエノールトと5年契約を結んだほか、現地では同選手の移籍金がクラブ史上最高額の1000万ユーロ(約15億円)と報じられている。

 クラブから大きな期待を寄せられる中、上田はオランダ1部リーグ開幕戦から2試合つづけて途中出場。今月20日に行われたスパルタ・ロッテルダム戦では同選手がピッチに立った後に攻撃陣が活性化。2点ビハインドから追いつき、勝ち点1を手に入れていた。

 そんな上田はヴィレムII戦で先発出場すると、2-0で迎えた48分、味方からの縦パスに反応。右足でボールタッチした後にペナルティエリアでシュートを放ち、ゴールマウス左隅を揺らしている。

 オランダ紙『AD』は、ヴィレムII戦の試合内容を速報。上田のゴールについて「上田はこの練習試合で、フェイエノールトがサークルに対してあえて記録的な移籍金を支払った理由を示した」と高く評価している。

 新天地で順調な滑り出しを見せている上田。チームが来月はじめにはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ開幕戦を控えているだけに、同選手のさらなる活躍に期待がかかる。