元川崎フロンターレ所属選手の日本代表DF谷口彰悟に、カタール1部アル・ラーヤンSCを退団する可能性が浮上。監督交代により構想外となった可能性が現地で報じられている。
谷口は昨年12月に川崎を退団し、アル・ラーヤンと2年半契約を締結。2022/23シーズンはリーグ戦15試合の出場で1アシストをマークするなど、主力選手として活躍。ACL西地区ラウンド16のアル・ドゥハイル戦では元柏レイソル所属選手FWマイケル・オルンガとマッチアップで注目を浴びていた。
一方、アル・ラーヤンは谷口加入以降に巻き返したものの、2022/23シーズンのリーグ戦で5勝5分12敗。2部自動降格圏内の12位アル・スィーリーヤから勝ち点4差の9位に終わると、先月末にレオナルド・ジャルディム監督の就任を公式発表している。
そんな中、カタールのスポーツ専門チャンネル『アルカス』は「谷口はジャルディム監督の要請により、アル・ラーヤンを退団する可能性がある。これに備えて、カタール1部アル・アラビ・ドーハが彼の獲得を検討している」と伝えている。
アル・アラビ・ドーハは国内リーグ7度の優勝を誇る古豪であり、2022/23シーズンは首位アル・ドゥハイルから勝ち点2差の2位。来月にはAFCチャンピオンズリーグのプレーオフを控えている。
なおジャルディム氏はフランス1部ASモナコ監督時代の2016/17シーズンにチームをリーグアン優勝、CLベスト4入りを果たしている。また2021年6月から昨年2月までサウジアラビア1部アル・ヒラルを率いると、2021年にACL優勝。2022/23シーズンにはシャバーブ・アル・アハリ・ドバイFCをUAE1部リーグ優勝に導いた。
数多くの実績を積んでいる名将から構想外扱いを受けたとみられる谷口。2シーズンつづけてACL出場が期待される。
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