元FC東京所属選手のFW原大智は、レンタル移籍期間満了によるベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)退団が確実とみられている。そんな中、レンタル元であるラ・リーガ(スペイン1部)昇格組デポルティーボ・アラベスの幹部が、同選手の来季構想外を明かした。
原は2021年6月にクロアチア1部NKイストラ1961からアラベスへ完全移籍も、わずか2か月後にSTVVへレンタル移籍。2021/22シーズンのベルギー1部リーグで8ゴールと結果を残してアラベスへ復帰したが、出場機会に恵まれず今年1月にSTVVへ再び加入していた。
しかしSTVVでもリーグ戦11試合の出場で2アシストと結果を残せなかったこともあり、『Voetbal』をはじめ複数のベルギーメディアは「原は2022/23シーズン限りで退団」と報道。スペインメディア『Noticias de Alava』は今月下旬に「原はアラベスから離れた場所で、新たな移籍先を探さなければならないだろう」としていた。
そんな中、アラベスのセルヒオ・フェルナンデスSD(スポーツディレクター)は26日、スペインのラジオ局『カデナ・セル』のインタビューでアラベス所属選手の去就に言及。原について「我々は、すべての当事者にとってメリットのある合意を見出すつもりだ」と述べると、同メディアは「フェルナンデスSDは来季の構想における原大智の存在を否定した」と伝えている。
原とアラベスの契約期間は今月末までであるが、現行契約には2年間の契約期間延長オプションが盛り込まれている。シーズン通して不本意な成績に終わった同選手の今後に注目が集まる。
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