Jリーグ

【J1リーグ2023】第16節ベストイレブン

サガン鳥栖 MF河原創 写真:Getty Images

MF:河原創(サガン鳥栖)

4戦負けなしと徐々に調子を上げてきたサガン鳥栖は、第16節で横浜FCと対戦し2-1と接戦を制している。決して楽ではない試合展開だったが、そんな中でも、MF河原創の働きは安定感抜群のものだったと言える。今節は特に守備で魅せた河原。中盤のつなぎを簡単に許さない読みと当たりの強さ、加えて素早い攻守の切り替えでボールを前に進ませない働きを披露。改めて攻守における能力の高さを示した。


サガン鳥栖 MF長沼洋一 写真:Getty Images

MF:長沼洋一(サガン鳥栖)

直近4試合は負けなしのサガン鳥栖。第16節では横浜FCに勝利し好調を維持した(2-1)。3試合連続となる複数得点を挙げる中、今節攻撃陣を牽引したのがMF長沼洋一だ。均衡を破るヘディングでの先制点やマーカーの視界から消える動き出しで奪った2点目など、2ゴールを挙げた活躍はもちろん、その他の場面でも正確なトラップから振り向きざまのシュートを見せるなど、終始エリア内で怖さを発揮した。


サンフレッチェ広島 MF川村拓夢 写真:Getty Images

MF:川村拓夢(サンフレッチェ広島)

週中(5月31日)第11節分の試合で浦和レッズに1-2で敗れていたサンフレッチェ広島。連敗は避けたい第16節はホームで京都サンガと対戦し3-1と勝利を挙げた。結果的には2点差となったが、前半戦は互いにスコアレス。後半に広島が先制するも、一時は追いつかれるなど難しい試合展開だったのも事実。そんな中、とどめを刺す3点目を挙げたのがMF川村拓夢だ。豊富な運動量が武器の川村だが、今節は最終盤にその力を大いに発揮。自陣からゴール前までドリブルで長距離を駆けあがり、京都の反撃ムードを打ち砕くゴールで勝利を呼び込んだ。


名古屋グランパス FWマテウス・カストロ 写真:Getty Images

FW:マテウス・カストロ(名古屋グランパス)

今季第15節までは2ゴールと、スコアラーが増えたとはいえ持っている攻撃力を考えると物足りない印象の名古屋グランパスFWマテウス・カストロ。しかし、第16節は1人でカウンターを完結させる推進力とシュートセンスを見せ、改めて攻撃の作りだけでなくスコアラーとしても怖い存在であることを見せつけた。また、FWキャスパー・ユンカーとのスムーズな連携でエリア内に侵入する姿も見せるなど、スキルの高さを遺憾なく発揮。次節以降も得点を期待できる働きで3連勝に貢献した。


ガンバ大阪 FWイッサム・ジェバリ 写真:Getty Images

FW:イッサム・ジェバリ(ガンバ大阪)

前節久々のガンバ大阪の勝利に大きく貢献したFWイッサム・ジェバリ。今季新加入の選手だが、ここにきてチームにフィットしてきた。第16節でも安定感のあるポストプレーで攻撃を牽引し、得点こそなかったがロングボールを収めて同点弾を演出するなど逆転勝利に大きく貢献した(対アビスパ福岡2-1)。自身も、絶妙なワンタッチから強烈なミドルシュートを放つなど、次節はゴールも期待できる活躍を見せた。


横浜F・マリノス FWアンデルソン・ロペス 写真:Getty Images

FW:アンデルソン・ロペス(横浜F・マリノス)

前節2ゴールと横浜F・マリノスの勝利に大きく貢献したFWアンデルソン・ロペス。今節も変わらず高い決定力と献身性を示した。開始早々に電光石火の先制ゴールをマークすると、一時逆転を許す試合展開の中、ボレーで同点弾も挙げている。また、ゴールだけでなくピッチ中央でのつなぎや守備でも貢献。チームに3連勝をもたらす働きを見せた(対FC東京3-2)。

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名前大島俊亮
趣味:サッカー観戦、ゲーム(スポーツ、シミュレーション、アクションなど)
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