セルティック所属の日本代表MF旗手怜央は、MF三笘薫所属のプレミアリーグ(イングランド1部)ブライトンからの関心が取りざたされていた。しかし、ここにきてセリエA(イタリア1部)王者ナポリ移籍の可能性が浮上。ナポリの会長はすでにレアル・ソシエダ所属MF久保建英をはじめ日本人選手の今夏獲得目標を公言している。
ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は先月下旬、イタリアメディア『Rai』の番組内で「我々はまさに日本人選手の獲得へ動いているところだ。日本人の友人から、日本でスカウトをするための契約書の草稿を送ると連絡があった」と、日本人選手獲得の可能性に言及。
イタリア国内の複数メディアはナポリの獲得候補に含まれている日本人選手として、SCフライブルク所属MF堂安律、ボルシア・メンヒェングラートバッハ所属DF板倉滉、VfBシュツットガルト所属DF伊藤洋輝などの名前を挙げている。
そんな中、ナポリの専門サイト『area napoli』は「ナポリのスカウト陣が旗手の動向を追っている。セルティックの公式戦を視察している」とリポート。これによると、ナポリは2019年にナポリで開催された第30回ユニバーシアード競技大会から旗手のパフォーマンスに注目しているとのこと。同選手は決勝ブラジル戦で1ゴールをマークし、日本代表を優勝に導いていた。
また記事内では「彼はピッチ中央やサイドなど複数のポジションをプレーし、常に高いパフォーマンスを発揮できる。まさにジョーカーだ」と、旗手のユーティリティ性も紹介。同選手の今後について「来季、彼がどこでプレーするかは分からない。グラスゴーで快適に過ごしているのと同様に、チーム内に同胞がいることもあり、ステップアップの準備ができているような印象を受けた」と総括している。
なお旗手の去就については英メディア『フットボール・インサイダー』が今年4月上旬に「ブライトンは、旗手の今夏獲得に狙いを定めており、すでに定期的にセルティック戦を視察している」とリポート。リーズ・ユナイテッド、ウェストハム・ユナイテッド、ニューカッスル・ユナイテッドからの関心も伝えられている。
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