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元神戸MF橋本拳人の去就は?ロストフと契約停止も来夏まで移籍不可か

橋本拳人 写真:Getty Images

 かつてFC東京やヴィッセル神戸に在籍していた日本代表MF橋本拳人は、国際サッカー連盟(FIFA)の特例によりロシア1部ロストフとの契約を一時停止。昨年7月からスペイン2部SDウエスカでプレーしているが、今季終了後の去就が不透明であるようだ。

 同選手は2020年7月からロストフに所属。ロストフとの契約を2024年6月まで残す中、ロシアのウクライナ侵攻をうけての特例措置により昨年3月末から7月にかけて神戸でプレー。7月中旬にウエスカへ加入すると、今季ここまでリーグ戦41試合中32試合に出場。今年3月下旬から負傷離脱していたものの、今月14日のリーグ戦で復帰している。

 その橋本の去就については、スペイン紙『スポルト・アラゴン』が先月に「彼とウエスカの契約は今年6月までだが、レンタル延長の可能性がある。クラブへの貢献度が高く、ウエスカは来季も彼を頼りにすることができるだろう」と、ウエスカ残留の見通しを伝えていた。

 そんな中、ロシアメディア『Sports』は今月下旬にFIFA特例によるロシア国外クラブでプレーしている選手の今後を特集。これによると、ロシア国内クラブへの復帰を望まない選手は今年7月1日までに復帰しない意思を所属元クラブへ通達する必要があるという。

 また来年6月までロシア国内クラブとの契約を停止する場合は、契約停止期間が終わるまで通常の移籍ができないとのこと。契約停止期間終了まで待ってロシア国内クラブと合意しなければならないという。橋本の場合は来年6月にロストフとの契約が満了を迎えるため、来季終了後にロストフを退団してから通常の移籍が可能になると考えられる。

 なおウエスカは今月28日に今季最終戦を控える中、スペイン2部で15位とすでに残留を決めている。現地で高い評価を得ている橋本の去就に注目が集まる。