プレミアリーグ(イングランド1部)アーセナル所属の日本代表DF冨安健洋は、複数回にわたり長期離脱。来季開幕までに復帰できない可能性が高いことにくわえて来年1月のAFCアジアカップ参戦が予想されるだけに、現地ファンから同選手のアーセナル退団待望論が沸き起こっている。
冨安は2021年8月にボローニャからアーセナルへ完全移籍。昨年1月以降は右ふくらはぎの負傷で戦列を離れていたが、今季序盤はDFキーラン・ティアニーから左サイドバックのレギュラーを奪うなど好調を維持していた。
しかし同選手はFIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)後、右サイドバックの控えに降格。今年3月16日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)スポルティングCP戦で右ひざを負傷。手術により、一足早くシーズンを終えている。
英紙『タイムズ』は今月中旬、冨安の復帰時期について「アーセナルは、来季開幕から冨安を欠くことになるかもしれない。彼は9月まで戦列を離れている可能性が高い」と報道。アーセナルがサイドバックを本職とする新戦力の獲得を目指していることを伝えた上で、「冨安は来年1月開催のAFC アジアカップ2023に参戦するだろう」と綴っている。
この報道内容はツイッター上で瞬く間に拡散。現地のサッカーファンからは「アーセナルは冨安を放出すべきだ」、「売り時だ」、「来年1月に冨安を売ってほしい」と、同選手に対する厳しい意見が殺到。「アジアカップが彼にとってのプレシーズンになるかもしれない」、「冨安の代わりに怪我しない選手の獲得を!」という声も上がっている。
アーセナルは冨安の他にもDFウィリアム・サリバ、DFオレクサンドル・ジンチェンコなど守備陣を中心に負傷者が続出。今月15日のブライトン戦で敗れたことにより、首位マンチェスター・シティとの勝ち点差が「4」に広がっている。
リーグ戦残り2試合で、19年ぶりとなるプレミアリーグ優勝の可能性が消滅間近となっているアーセナル。負傷者続出も4月以降に失速した要因と指摘されているだけに、冨安への逆風が強まっている。
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