MF:川村拓夢(サンフレッチェ広島)
セレッソ大阪を相手に、最終盤の劇的ゴールで勝利を収めたサンフレッチェ広島(1-0)。そんな緊迫した試合展開の中、攻守に渡り豊富な運動量で貢献したのがMF川村拓夢だ。ボールホルダーに対して厳しく素早いチェックで自由を与えず、MF香川真司に対しても簡単にはプレイを許さなかった。ゴールの時間帯やその後の行動から、注目はFWドウグラス・ヴィエイラに集まったが、川村の活躍は得点と同じくらい勝利に貢献するものだったと言えよう。
MF:ジョアン・シミッチ(川崎フロンターレ)
4戦ぶりに白星を挙げた第10節の川崎フロンターレ。チームを勢いづける勝利に、MFジョアン・シミッチが高い献身性と守備力で貢献した。出足の鋭い積極的なチェックで出し手に前を向かせず攻撃を停滞させ続け、自チームのセットプレーチャンスでは、ターゲットの1人として高さと強さを見せていた。攻撃陣にはアイデアあふれる選手の多い川崎なだけに、シミッチの働きによって中盤で奪いどころが作れるかどうかは、低迷するチームを復調させられるかに大きく影響すると言えよう。
MF:浅野雄也(北海道コンサドーレ札幌)
今季ここまでも、スピードと決定力を遺憾なく発揮しているMF浅野雄也は、第10節でも圧巻の活躍を見せた(対横浜FC4-1)。開始早々、不運な形で失点したものの、相手のミスを見逃さない浅野のミドルで同点にすると、逆転の場面では強烈なシュートでGKのファンブルを誘い、勝利を決定づける3点目も奪って見せた。新加入ながら早くもチームにフィットしている浅野の活躍からは今後も目が離せない。
MF:土居聖真(鹿島アントラーズ)
ガンバ大阪を相手に4-0と勝利し、連勝を果たした鹿島アントラーズ。そんな快勝の立役者となったのが、途中出場ながら2ゴールを奪ったMF土居聖真だ。2-0とリードする展開で投入された土居だったが、攻撃の手を緩めることなく最終盤に立て続けにエリアの内外からそれぞれ1ゴールずつをマーク。改めて自身の攻撃能力の高さを示し、チームを上昇気流に乗せる活躍を見せた。
FW:仲川輝人(FC東京)
今季初の連勝を果たした第10節のFC東京(対アルビレックス新潟2-1)。そんな中、持ち味を存分に発揮していたのがFW仲川輝人だ。先制点となったカウンターの場面ではスピードと決定力を見せつけ、後半にはPK獲得につながるボールタッチ。さらに自陣からの持ち上がりでは、もはやファールでしか止められないスピード感と強さを見せていた。
FW:鈴木優磨(鹿島アントラーズ)
今季初の連勝がかかった重要な試合。エースFW鈴木優磨の活躍は圧巻の一言だった。攻撃ではFW垣田裕暉が最前線にいることで、鈴木自身は後ろからの作りにも積極的に参加し攻撃にリズムをもたらし、守備でも機を見たプレスバックを見せていた。極めつけは3戦連発となるゴール奪取と、文句なしの活躍でチームの連勝に貢献した(対ガンバ大阪4-0)。
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