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浦和サポ憤慨!野々村チェアマンのACL優勝回顧に賛否。鹿島サポも論戦展開

2022ACL優勝 浦和レッズ 写真:Getty Images

 浦和レッズは6日に埼玉スタジアムで行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝2ndレグで、サウジアラビアの強豪アル・ヒラルに1-0と勝利。2試合合計2-1でACL優勝を果たしたが、Jリーグの野々村芳和チェアマンによる決勝戦の回顧に浦和サポーターが不満を募らせているほか、一部コメントの切り抜きを巡る議論が白熱している。

 浦和は先月29日に敵地で行われた1stレグで防戦一方の試合展開の中でも、FW興梠慎三のアウェイゴールにより1-1で終了。2ndレグでも前半から主導権を握られたが、圧倒的なホームアドバンテージを生かして48分にオウンゴールから先制。その後はアル・ヒラルの猛攻を振り切ると、ボール支配率30%以下と厳しい戦いの中でもタイトルを掴んでいる。

 野々村氏は今月12日にJリーグ公式YouTubeチャンネルで公開された「ののチャンネル」で、浦和のACL優勝を祝福。「優勝して良かった。Jリーグとして、日本のクラブがアジアでチャンピオンを取るっていうのは最大のミッションっていう感じだと思う」

 「一番現実的にACL優勝を成し遂げなきゃいけない仕事の一つで、それをどうサポートするかみたいなことでJリーグってあると思う。その先のクラブワールドカップでも頑張ってほしいけど、その中でアジアでしっかりタイトル取れたっていうのがすごい」と、Jリーグクラブの快挙を成し遂げている。

 一方で野々村氏は、浦和が2試合ともにボール支配率30%以下だったことに注目。「アル・ヒラルはもちろんいいチームだし、サッカーのスタイルの違いじゃないかな。レッズがもっとやろうとするのかなと思ったけど、多分な勝つためにしっかり守るっていう戦略をしたんだろうなと思う」

 「別に日本のチームであのチームと打ち合って全然やれるところはあると思う。良いチームであることは間違いないし面白いサッカー見せてくれるけど、特別圧倒的に向こうだなっていうような感じではないんじゃないかな」と私見を述べている。

 するとこのコメントのみ切り取られた画像が、ツイッター上で拡散。浦和サポーターから「アル・ヒラルは普通に格上だぞ」、「アル・ヒラルに対するリスペクトがない」、「ヨーロッパやJリーグとも環境が違うACLにアジャストできてた浦和の凄さをもうちょっと褒めるべき」、「ACL優勝がどれだけ大変なのか、もう少し理解してほしい」と、野々村氏への批判的なコメントが相次いでいる。

 一方で鹿島アントラーズのサポーターからは「鹿島はレアル・マドリードとやり合った」、「レアルに4-2で世界2位のチームがJリーグにいるぞ」と、浦和サポーターへの反対意見が噴出。「都合よく切り取っている、悪質だ」、「ずいぶん切り方が上手いな」という声も上がっているほか、「日本はそんなにレベルが低くない、他にもアル・ヒラルのような強いクラブと戦える世界レベルのクラブがあると、野々村さんは言いたいんだろうな」と、チェアマンの発言を分析するファンもいる。

 なお野々村氏はACLの外国人枠に関するルール変更に言及。「ACLの今年のルールで、外国人は3人しか出場できないじゃない。向こう(アル・ヒラル)は外国人で多分6,7人本来のレギュラーがいるわけよ。その選手たちが使えない」と、外国人枠の縛りも浦和にとってプラスに働いたと主張。

 「来年のACLは5人になるんだったかな。その次からは外国人枠が撤廃されるから、中東などお金のあるクラブはもっと強くなるかもしれないね。こういうことを考えておかないと、Jリーグのクラブも大変になる」と危機感をあらわにしている。