名古屋グランパスは、9日に豊田スタジアムで行われた明治安田生命J1リーグ第9節・浦和レッズ戦のアウェイ席に関する浦和側の情報発信を批判。浦和が12日になって名古屋の声明に反論するなど事態が混とんとする中、北海道コンサドーレ札幌所属DF西大伍が自身の意見を述べている。
名古屋は豊田スタジアムSスタンド運用変更に伴う浦和側の情報発信において、浦和側がクラブ間で合意した内容を独自に書き換えたと主張。以下のように事実と異なる認識を与えてしまう発信になることがあったとしている。
「アウェイ応援席の座席位置について、3/18(土)のチケット発売前には名古屋グランパスと浦和レッズ両クラブ間で確認を終え、その後3/19(日)の浦和レッズ発信から試合開催まで追加の協議を行った事実はないにもかかわらず、2階から1階への座席位置変更の協議を継続しているかのような発信」
「チケット振替の対応について、当初から振替に必要な座席数を確保し、試合当日のスタジアムでは名古屋グランパスが対応することを両クラブで確認を終えていたにもかかわらず、浦和レッズのスタッフが振替対応を行うと誤認させるような発信」
これに対して、浦和は「浦和レッズからの発信内容について、使用文言等の事前合意が存在していたという認識はございません。『書き換え』という表現は相互に添削を行うなどのプロセスがあった場合に用いられるべきであると考えており、一連の弊クラブによる発信内容はそれに当たらないと認識しております」と反論している。
浦和でのプレー経験を持つ西は12日公開のYouTube動画にて、豊田スタジアムアウェイ席のチケット販売に関する問題に言及。「しっかりと情報を追えていないんですけど」と前置きした上で、「ホームチームがアウェイサポーターへの対応を行うというのは当たり前のことだと思う」
「他クラブが横断幕を掲げて良かったところを浦和は掲げられなかったとか、浦和だけちょっと見る場所が違うとか、そこに関してはホームチームを有利に進める上で色々考えるのはいいことだと思う」と、名古屋側の対応に一定の理解を示す。
ただ一方で同選手は「あまりにアウェイサポーターにとって安全性だったり(試合を)見づらいとかになると、興行として違うのかなと思いますけどね」と持論を展開。
「浦和レッズのサポーターの皆さんの応援を脅威に感じているということなので、そこは誇っていいと思うんですけど、アウェイサポーターへのチケットの対応は別の話。応援をやりづらくするのはアリですけど、スタジアムに来てくれることに関しては、感謝の気持ちを持って対応しないといけないと思います」と語っている。
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