札幌・西大伍が苦言！J3北九州へのカレー店激怒に「上から目線の営業が…」

　明治安田生命J1リーグ北海道コンサドーレ札幌所属DF西大伍が今月12日、自身のYouTubeチャンネルで1本の動画を公開。ギラヴァンツ北九州によるレトルトカレー販売停止を巡る問題に言及するとともに、全般的なJリーグクラブの改善点を指摘している。

　この問題は、福岡県北九州市若松区のカレー専門店『モンゴルカレーまるお』のレトルトカレーが「販売の前例が無いから」という理由により、北九州のホームゲームで販売停止になったというもの。カレー店経営者の丸谷真一郎氏は今月7日、自身のフェイスブックアカウントにて販売停止に至るまでの経緯を説明した上で「最後に一言だけ言わせてください。私は金輪際ギラヴァンツの応援は致しません。以上」と、クラブに厳しいメッセージを送っていた。

　西はこの問題について、「販売の前例がない」という販売停止の理由に対して「意味が分からないです」とバッサリ。「商品のパッケージを作るくらいですから、ちゃんと話し合いもされていてサンプルなども出来上がってチームに見せていると思いますし、その上でOKを出して作るということになっていたと思います」と予想した上で、「これは怒っても仕方ないなと思います」と丸谷氏の態度に理解を示した。

　くわえて同選手は「『クラブの担当者の態度が悪くてスポンサードの話が無くなったりする』といった話は何個か聞いています。上から目線の営業が多いという話も聞いたことがありますね」と、Jリーグクラブの実情を紹介。

　自身がこれまで在籍していたクラブの事情も踏まえて、「プロのチームですけど、Jリーグクラブのフロント、営業は社員ですし高い給料をもらっていないと思いますので、良い人材を確保するというのも難しい。難しいというよりも、そういうところが大事だということを分かっているクラブが少ないですね」

　「プロのクラブである以上、その道のプロを採用すべきだと思います。選手よりも大切といっていいほどのポストなので、そこはしっかりと考えてほしいですね」と、クラブスタッフの待遇改善が必要との見解を示した。