Jリーグ

Jリーガー出身都道府県ランキング25~17位【2023】あなたの出身地は何位?

写真:Getty Images

2023シーズンのJリーグが開幕して約1か月半。例年通り、J1リーグやJ2リーグ、J3リーグ、それぞれで戦前の予想を覆す展開となっている。この大混戦こそ、Jリーグの魅力と言えるだろう。

ここでは、3つのカテゴリーでプレーする選手(約1,880人)の出身地を都道府県別にランキングし、それぞれ代表的な選手を3人ずつ紹介。人口の多い都道府県が上位に入る傾向ではあるが、各地のサッカー熱が反映される結果となっている。

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ベガルタ仙台 MF遠藤康(当時鹿島アントラーズ)写真:Getty Images

第22位タイ:宮城県(出身Jリーガー19人)

代表的な選手:遠藤康(ベガルタ仙台)、佐々木匠(愛媛FC)、吉野恭平(横浜FC)

特徴として、宮城県のベガルタ仙台所属経験者が多い。実際、代表的な選手で挙げた3選手はいずれも仙台でのプレー経験がある。うち現在も所属するMF遠藤康の他、GK小畑裕馬、MF郷家友太、MF工藤蒼生、FW菅原龍之助、と計5人の宮城県出身選手が仙台におり、地域に根付いているのがよくわかる。2023シーズンから仙台に加わった郷家はジュニアユースでプレーしていた地元出身者であり、大いに期待されている。


清水エスパルス MF乾貴士 写真:Getty Images

第22位タイ:滋賀県(出身Jリーガー19人)

代表的な選手:乾貴士(清水エスパルス)、岩崎悠人(サガン鳥栖)、村上昌謙(アビスパ福岡)

Jクラブがない滋賀県だが、定期的にJリーガーを輩出している。その多くが近隣県のJクラブに所属している。一大勢力は京都サンガF.C.で、守護神のGK若原智哉をはじめ下部組織からトップチームにのぼり詰めたDF植田悠太、DF飯田陸斗、MF山田楓喜、FW宮吉拓実、計5人の滋賀県出身選手が所属する。


湘南ベルマーレ MF阿部浩之(当時名古屋グランパス)写真:Getty Images

第22位タイ:奈良県(出身Jリーガー19人)

代表的な選手:阿部浩之(湘南ベルマーレ)、福岡慎平(京都サンガF.C.)、岸本武流(清水エスパルス)

昨2022シーズンまでJクラブがなかった奈良県だが、19人の現役Jリーガーを輩出している。ただし、高校時代から他県チームに所属し戦ってきた選手がほとんどである。2023シーズン、J3に昇格した奈良クラブにはDF鈴木大誠、DF平松遼太郎の2人が所属しており、今後、地元出身者の受け皿となることが期待される。


川崎フロンターレ MF山村和也 写真:Getty Images

第22位タイ:長崎県(出身Jリーガー19人)

代表的な選手:山村和也(川崎フロンターレ)、梅崎司(大分トリニータ)、毎熊晟矢(セレッソ大阪)

同じ長崎県出身選手でも、年代によってプロ入りのルートが主に2分化している点は興味深い。川崎フロンターレのDF山村和也や、サンフレッチェ広島のMF柴崎晃誠、松本山雅のFW渡邉千真など30代の選手は国見高校出身者が多く、ガンバ大阪のDF江川湧清やV・ファーレン長崎のMF安部大晴など若手選手は長崎U-18出身者が多い。


アビスパ福岡 GK永石拓海 写真:Getty Images

第21位:山口県(出身Jリーガー21人)

代表的な選手:原川力(セレッソ大阪)、三戸舜介(アルビレックス新潟)、永石拓海(アビスパ福岡)

大分トリニータのMF野村直輝や、SC相模原のGK竹重安希彦など30代の選手もいるが、それ以上に若手選手が多いのも山口県出身選手の特徴である。山口県のレノファ山口所属Jリーガーは1人(FW河野孝汰)のみだが、有力選手を多く生み出している県であり、県内のサッカー少年が山口の下部組織をプロへの近道だと思うようになれば、強化が一気に進むかもしれない。

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名前椎葉 洋平
趣味:サッカー観戦、読書、音楽鑑賞
好きなチーム:アビスパ福岡、Jリーグ全般、日本のサッカークラブ全般

福岡の地から日本サッカー界を少しでも盛り上げられるよう、真摯に精一杯頑張ります。

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