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浦和とフランクフルトが交渉?長谷部誠来日・契約延長の舞台裏明らかに

長谷部誠 写真:Getty Images

 かつて浦和レッズに在籍していた元日本代表MF長谷部誠は、ブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルトと1年間の契約延長で合意。ドイツ誌『ビルト』が日本で行われた契約延長会見の舞台裏を報じている。

 同選手は2014年からフランクフルトでプレー。昨季は副キャプテンという立場でUEFAヨーロッパリーグ制覇に大きく貢献すると、今季も出場試合数こそ少ないものの精神的支柱としての役割を果たしている。

 そんな長谷部はマルクス・クレシェSD(スポーツディレクター)とともに来日すると、今月21日の会見で2024年6月までの契約延長を発表。『ビルト』は日本国内で会見を開いた理由を「日本での人材発掘」と説明。「日本はアメリカと同様、フランクフルトのマーケティング戦略において重要視されている」と綴っている。

 またフランクフルトは昨年10月に浦和とのパートナーシップを締結。昨年11月には「ブンデスリーガジャパンツアー2022」の一環として、埼玉スタジアムで両クラブによる親善試合が開催されている。

 『ビルト』はフランクフルトが今回の契約延長会見とあわせて、浦和側とパートナーシップに関する協議を行ったと報道。クレシェSDのみならず執行役員をはじめ複数名の幹部が来日するなど、浦和との関係強化への本気度を見せているという。

 なお長谷部は契約延長会見を終えると、すぐに渡独。フランクフルト開催のU22日本代表対ドイツ代表の一戦を、GK川島永嗣とともに現地観戦している。