元横浜F・マリノス所属DFティーラトン・ブンマタンを擁するるブリーラム・ユナイテッドは今月18日、タイ1部リーグ第20節・ポリス・テロ戦で3-0と勝利。石井正忠監督はチーム全体のパフォーマンスに一定の満足感を示した一方、さらなる改善を求めている。
ブリーラム・ユナイテッドが今季ここまでリーグ戦無敗を維持する中、12日のムアントン・ユナイテッド戦で大量失点。4-4で終えたものの、集中力の欠如などメンタル面で課題を残していた。
それでもポリス・テロとの一戦では、37分に先制点をあげると終盤に2点を追加。90分に退場者を出したものの3-0と勝利。ティーラトンは中盤センターの一角でフル出場し、90+5分にダメ押しゴールをアシストしている。
石井正忠監督は試合後の記者会見で「まず失点することなく3ゴールを奪い、勝ち点3を拾ったことは大きい。ただロングボールが多すぎた。個人的には、もっとパスをつなぎながらボールを保持してほしいですね」と、攻撃面での改善点を指摘。
一方で「守備面では改善したし、(やるべきことが)整理できたと思います。ムアントン・ユナイテッド相手に4失点をした後の試合であることを踏まえると、十分なレベルです」と評価している。
また、今季ここまで前半よりも後半の方がゴール数が多いことについて「自信の問題ですね。確かに後半に入って、チャンスの数が増えている傾向にあります。後半のようなプレーを前半にできたら、毎試合ゴールを奪える気がします」と答えた。
ブリーラム・ユナイテッドは、今月22日に国内リーグカップ戦の準々決勝であるバンコク・ユナイテッド戦を控えている。石井正忠監督はこの一戦にむけて「我々の抱えている課題に向き合わなければいけません。次の試合まで時間がそこまでない中、どう攻撃を組み立てるか考えます」と、改めて攻撃面の改善点に言及した。
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