アイントラハト・フランクフルト所属MF鎌田大地(26)ら多くの日本人選手がブンデスリーガで活躍する中、元浦和レッズ所属選手のMF原口元気(31)は、ウニオン・ベルリンでの出場機会が激減。しかし練習試合でのアピールにより、21日のリーグ再開初戦でスタメン入りする可能性があるようだ。
原口元気は2021年6月にハノーファーを契約満了により退団。ウニオン・ベルリンに加入すると、2021/22シーズンはトップ下を主戦場とする中でブンデスリーガ34試合中23試合に先発出場していた。しかし昨年夏に中盤での新戦力獲得が相次ぐと、今季はここまでリーグ戦わずか4試合の先発出場。UEFAヨーロッパリーグ・グループステージでは全6試合でプレーしているが、序列低下が顕著となっていた。
それでも同選手は今月14日の練習試合・ジリナ戦でゴールを奪取。カタールW杯開催によるリーグ戦中断期間中に結果を残している。またドイツ・ベルリンの地元局『ベルリン=ブランデンブルク放送』は、21日のブンデスリーガ第16節・ホッフェンハイム戦における予想スタメンを披露。中盤センターでは負傷者が続出していることもあり、原口元気の先発出場を予想している。
原口元気の去就については、ドイツ・ベルリンの地元紙『ベルリーナー・ツァイトゥング』が今月5日に「彼とウニオン・ベルリンの契約期間は今年6月までだ」とリポート。選手本人は今夏残留の可能性について「もっと長く(ウニオン・ベルリンに)いるイメージはありますが、(今季終了後の去就について)決められないですね」と語るなど、去就不透明であることを認めている。
熾烈なポジション争いの中で厳しい立場に置かれている原口元気。以前から浦和レッズ復帰待望論も沸き起こっているが、今季後半戦でのパフォーマンス次第では契約延長を勝ち取る可能性も考えられる。
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