明治安田生命J1リーグ・柏レイソルは、ブラジル人FWペドロ・ハウル(26)を完全移籍によりブラジル1部昇格クラブのヴァスコ・ダ・ガマへ放出。移籍金200万ドル(約2億7000万円)を得たとみられる中、14日の新体制発表会を前にデンマーク1部ヴィボーFF所属の元U21オランダ代表FWジェイ=ロイ・フロート(24)獲得に向かっていることが明らかになった。
身長193cmで右利きのフロートは、オランダの年代別代表に選出された過去を持つ大型ストライカー。プレミアリーグのリーズ・ユナイテッドやオランダ1部フィテッセなどをへて、2021年7月にヴィボーFFへ加入している。
そのヴィボーFFでは、2021/22シーズンの終盤から本領を発揮。昨年3月から公式戦14試合で5ゴールとチームを1部残留に導くと、2022/23シーズンはここまでデンマーク1部でリーグ戦全17試合に先発出場。9ゴール3アシストと結果を残している。
デンマーク紙『B.T.』が伝えたところによると、フロートはヴィボーFFとの契約期間が残り半年である中、柏レイソル移籍に近づいているとのこと。柏レイソルはヴィボーFFに対して移籍金1300万デンマーククローネ(約2億4000万円)による獲得オファーを提示しているほか、ヴィボーFFは同選手との契約延長は極めて困難だという。
なお柏レイソルはかつて欧州移籍の可能性が取りざたされていたブラジル代表MFルーカス・リマ(32)のフリー獲得にも動いていると、ブラジル国内で報じられている。ペドロ・ハウル放出により得た巨額の移籍金を利用して、外国人枠での大幅な戦力アップを狙っているようだ。
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