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小川諒也が今冬FC東京復帰か。現地紙酷評「ポルトガル1部適応に苦戦」

小川諒也 写真:Getty Images

 日本代表DF小川諒也(26)は今年5月、明治安田生命J1リーグのFC東京からプリメイラリーガ(ポルトガル1部)のヴィトーリア・ギマランイス(ヴィトーリアSC)へレンタル移籍。海外挑戦を果たしたものの、わずか半年でFC東京に復帰する可能性があるようだ。15日、ポルトガル紙『ア・ボーラ』が伝えている。

 同選手は2021シーズンにJ1リーグで30試合に出場したほか、昨年3月開催のFIFAワールドカップ・カタール大会アジア2次予選・モンゴル戦で日本代表初招集。2022シーズンも左サイドバックの主力選手としてチームをけん引すると、100万ユーロ(約1億4000万円)の買い取りオプションが付いた1年間の無償レンタルによりヴィトーリアSCへ移籍していた。

 ヴィトーリアSC加入後は、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ予選の全4試合で先発出場。しかしポルトガル1部リーグ戦ではここまで13試合中2の先発出場にとどまっている。また今月開催のタッサ・ダ・リーガ(ポルトガル国内カップ戦)では2試合いずれも出場機会がないなど、チーム内での序列低下が顕著となっている。

 すると『ア・ボーラ』は小川諒也の現状について「初めての海外経験ということで、様々な問題に直面している。ポルトガルのサッカーに適応するのに苦戦している」と酷評。左サイドバックで出場機会に恵まれていないことに触れた上で「来年1月にもヴィトーリアSCを退団する」と伝えている。

 またヴィトーリアSC退団後については「日本に戻るかもしれない」と綴り、FC東京復帰の可能性もあると主張。「もっとプレーするために別の道を探すのは自然なことだ」と見解を述べている。

 なおヴィトーリアSCは、左サイドバックの強化にむけてリオ・アヴェ所属DFペドロ・アマラウ(25)の獲得を狙っているとのこと。左サイドバックを本職とする選手だと小川諒也、DFアフォンソ・フレイタス(22)、DFエルデル・サ(20)のうち小川諒也が今冬退団の最有力候補であるという。