明治安田生命J1リーグ・セレッソ大阪は7日、アビスパ福岡からベルギー人MFジョルディ・クルークス(28)を完全移籍により獲得したと公式発表。同選手がセレッソ大阪での生活環境やカタールW杯における森保ジャパンの躍進について語った。9日、ベルギー紙『Het Belang van Limburg』が伝えている。
クルークスは昨年1月、オランダ2部ローダJCとの契約を解除してアビスパ福岡へ加入。サイドからのドリブル突破や決定力を武器に来日1年目から結果を残すと、今季は右サイドハーフの主力選手として活躍。アビスパ福岡サポーターから残留を望む声が沸き起こっていたが、来季からセレッソ大阪でプレーすることが決まっている。
そんなクルークスは現在ベルギーに帰国中。母国紙のインタビューに応じた際に、年明けに再来日する予定であることを明かすと「(新型コロナウイルスの)水際対策が緩和されたから、家族や友人がより簡単に日本へ訪れることができるようになったね」
「(セレッソ大阪移籍によって)神戸に住むことになったんだけど、(セレッソ大阪の)クラブ施設から15分くらいのところだし、近くにはインターナショナルスクールもある。アンドレス・イニエスタと同じマンションに住むんだ。子供たちが同じ学校だし、きっと会えるね」と、ヴィッセル神戸所属の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(38)との交流を待ちわびている。
また日本代表がW杯優勝候補のドイツ代表やスペイン代表相手に勝利したことについては「日本代表にとって、素晴らしいカタールW杯だったね。ドイツ代表やスペイン代表相手にグループリーグを突破したけど、個人的にはあまり驚かなかったんだ」
「彼らの実力は、開幕前から分かっていたからね。クロアチア戦では何度もチャンスがあったのに、PKで敗退してしまったのは残念だ。もちろん、ベルギーにつぐ第2の母国なので、応援していたよ」とコメント。ロシアW杯決勝トーナメント1回戦でベルギー代表と激闘を繰り広げていたこともあり、日本代表のレベルの高さを把握していたことをアピールしている。
なおベルギー紙『HLN』の報道によると、セレッソ大阪はクルークスと3年契約を結んだとのこと。またアビスパ福岡との契約は来年1月で満了予定だったという。
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