かつて明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスや川崎フロンターレ、名古屋グランパスなどに在籍していた元日本代表FW齋藤学(32)が、今季限りで韓国1部・水原三星を退団するようだ。29日、韓国メディア『SPOTV』が報じている。
同選手は名古屋グランパスでの出場機会減少もあり、今年6月30日に水原三星へ完全移籍。加入当初は先発出場の機会が多かったものの、チームの下位低迷とともに8月以降はスーパーサブに甘んじていた。
それでも先月22日の試合で手首骨折や足首のじん帯損傷という大怪我を負ったにもかかわらず、29日の2部入れ替え戦・FC安養戦2ndレグで延長後半終了間際に自らのクロスから勝ち越しゴールを演出。チームの勝利、そして1部残留に大きく貢献していた。
そんな齋藤学はFC安養戦後、韓国メディア『フットボリスト』のインタビューで「まだ何も決まっていないですね。これからクラブと話し合う必要があります」と、去就が白紙であることを強調。水原三星との契約期間は今季終了後までであり、1年間の契約期間延長オプションが盛り込まれている伝えられていた。
しかし『SPOTV』は韓国サッカー関係者の話として「齋藤学は水原三星残留の意思を示し、クラブ再建に協力する姿勢を見せていた。しかし両者の交渉は破談に終わった」と報道。移籍先については「韓国国内外のすべてのクラブに可能性がある」と綴っており、Jリーグ復帰の可能性もあるとみられる。
なお齋藤学はすでに日本へ帰国。今月1日には名古屋グランパスのクラブ施設を訪問しており、その様子がクラブ公式ツイッターアカウントでアップされている。
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