ワールドカップ 日本代表

日本代表は強くなっている!歴代W杯メンバーの所属クラブ比でみる成長

元日本代表 MF稲本潤一 写真:Getty Images

2010年南アフリカW杯日本代表メンバー

GK

  • 楢崎正剛(名古屋グランパス・34)
  • 川島永嗣(川崎フロンターレ・27)
  • 川口能活(ジュビロ磐田・34)

DF

  • 中澤佑二(横浜F・マリノス・32)
  • 田中マルクス闘莉王(名古屋グランパス・29)
  • 今野泰幸(FC東京・27)
  • 岩政大樹(鹿島アントラーズ・28)
  • 駒野友一(ジュビロ磐田・28)
  • 長友佑都(FC東京・23)
  • 内田篤人(鹿島アントラーズ・22)

MF

  • 中村俊輔(横浜F・マリノス・31)
  • 遠藤保仁(ガンバ大阪・30)
  • 中村憲剛(川崎フロンターレ・29)
  • 稲本潤一(川崎フロンターレ・30)
  • 阿部勇樹(浦和レッズ・28)
  • 長谷部誠(ウォルフスブルク/ドイツ・26)
  • 本田圭佑(CSKAモスクワ/ロシア・23)
  • 松井大輔(グルノーブル/フランス・28)

FW

  • 岡崎慎司(清水エスパルス・24)
  • 玉田圭司(名古屋グランパス・30)
  • 大久保嘉人(ヴィッセル神戸・27)
  • 森本貴幸(カターニア/イタリア・22)
  • 矢野貴章(アルビレックス新潟・26)

2010年南アフリカW杯。大会前の不調により期待感はやや薄かったが、1トップに本田圭佑を配置した守備的な布陣がハマった。カメルーンとデンマークに勝利し、2勝1敗で決勝トーナメント進出。なお海外組は4人で、国内組が19人。ここまで増加していた海外組が、初めて減少した大会だった。


元日本代表 MF本田圭佑 写真:Getty Images

2014年ブラジルW杯日本代表メンバー

GK

  • 川島永嗣(スタンダール・リエージュ/ベルギー・31)
  • 西川周作(浦和レッズ・27)
  • 権田修一(FC東京・25)

DF

  • 今野泰幸(ガンバ大阪・31)
  • 伊野波雅彦(ジュビロ磐田・28)
  • 長友佑都(インテル/イタリア・27)
  • 森重真人(FC東京・26)
  • 内田篤人(シャルケ04/ドイツ・26)
  • 吉田麻也(サウサンプトン/イングランド・25)
  • 酒井宏樹(ハノーファー96/ドイツ・24)
  • 酒井高徳(シュツットガルト/ドイツ・23)

MF

  • 遠藤保仁(ガンバ大阪・34)
  • 長谷部誠(ニュルンベルク/ドイツ・30)
  • 青山敏弘(サンフレッチェ広島・28)
  • 山口蛍(セレッソ大阪・23)

FW

  • 大久保嘉人(川崎フロンターレ・31)
  • 岡崎慎司(マインツ05/ドイツ・28)
  • 本田圭佑(ミラン/イタリア・27)
  • 香川真司(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド・25)
  • 清武弘嗣(ニュルンベルク/ドイツ・24)
  • 柿谷曜一朗(セレッソ大阪・24)
  • 斎藤学(横浜F・マリノス・24)
  • 大迫勇也(1860ミュンヘン/ドイツ・23)

2014年ブラジルW杯。欧州の名門クラブに所属する選手が増加し、2011年のAFCアジアカップで優勝に導いたアルベルト・ザッケローニ監督(2010-2014)が率いるチームは躍進が期待されていた。しかしコートジボワールとコロンビアに敗れ、1分2敗でグループリーグ敗退。なお海外組が12人、国内組は11人と、初めて海外組が上回った。


元日本代表 FW岡崎慎司 写真:Getty Images

2018年ロシアW杯日本代表メンバー

GK

  • 川島永嗣(メス/フランス・35)
  • 東口順昭(ガンバ大阪・32)
  • 中村航輔(柏レイソル・23)

DF

  • 長友佑都(ガラタサライ/トルコ・31)
  • 槙野智章(浦和レッズ・31)
  • 吉田麻也(サウサンプトン/イングランド・29)
  • 酒井宏樹(オリンピック・マルセイユ/フランス・28)
  • 酒井高徳(ハンブルガーSV/ドイツ・27)
  • 昌子源(鹿島アントラーズ・25)
  • 遠藤航(浦和レッズ・25)
  • 植田直通(鹿島アントラーズ・23)

MF

  • 長谷部誠(フランクフルト/ドイツ・34)
  • 本田圭佑(パチューカ/メキシコ・31)
  • 乾貴士(エイバル/スペイン・29)
  • 香川真司(ボルシア・ドルトムント/ドイツ・29)
  • 山口蛍(セレッソ大阪・27)
  • 原口元気(デュッセルドルフ/ドイツ・27)
  • 宇佐美貴史(デュッセルドルフ/ドイツ・26)
  • 柴崎岳(ヘタフェ/スペイン・26)
  • 大島僚太(川崎フロンターレ・25)

FW

  • 岡崎慎司(レスター・シティ/イングランド・32)
  • 大迫勇也(ブレーメン/ドイツ・28)
  • 武藤嘉紀(マインツ05/ドイツ・25)

ハビエル・アギーレ監督(2014-2015)からヴァヒド・ハリルホジッチ監督(2015-2018)、さらに開幕2カ月前に西野朗監督(2018)へと、2度の監督交代という激震を経て挑んだロシアW杯。それでも初戦でコロンビアに勝利、2戦目ではセネガルと引き分け、3戦目ではポーランドに敗れたものの、1勝1分1敗でグループリーグを突破した。決勝トーナメントではベルギーを相手に2点を先制するも、そこから3失点で惜しくも大会を去ることに。なお海外組が15人、国内組は8人だった。


海外組が増加を続けている日本代表選手たち。日常的に各国の代表選手と対戦している選手が多く「未知への挑戦」ではなく「知る相手との対戦」となっている。

ドイツであろうとスペインであろうと、相手の実力を把握したうえで挑めることは強みとなるだろう。また、これまでほとんどいなかったセンターバック(CB)の選手に海外組が増え、守備の強度が上がっている。強国ドイツやスペインと同組とはいえ、初のベスト8以上という成績を残す可能性は十分にあるはずだ。

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名前椎葉 洋平
趣味:サッカー観戦、読書、音楽鑑賞
好きなチーム:アビスパ福岡、Jリーグ全般、日本のサッカークラブ全般

福岡の地から日本サッカー界を少しでも盛り上げられるよう、真摯に精一杯頑張ります。

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