Jリーグ ベガルタ仙台

仙台退団カルドーゾの去就不透明か。レンタル期間満了で母国復帰も構想外

ベガルタ仙台のホーム ユアテックスタジアム仙台 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J2リーグ・ベガルタ仙台をレンタル期間満了により退団したブラジル人FWフェリペ・カルドーゾ(24)は、依然として来季の所属クラブが決まっていないようだ。20日、ブラジルメディア『acessa』が伝えている。

 カルドーゾは昨年4月にブラジル1部サントスからベガルタ仙台へレンタル移籍すると、来日1年目の2021シーズンはJ1リーグ17試合で途中出場したほか4試合で先発出場。クラブがJ2に降格する中、昨年12月に1年間のレンタル期間延長が正式決定していた。

 しかし今季はコンディション不良により、J2リーグでわずか5試合の先発出場。9月上旬に原崎政人監督が解任されて以降は3試合の途中出場にとどまると、10月28日に今季限りでのベガルタ仙台退団が正式決定していた。

 ブラジル国内ではカルドーゾとサントスの契約期間が来年10月までと伝えられているほか、ベガルタ仙台が同選手の2021シーズンの年俸を全額負担したと報じられている。

 そんな中『acessa』はサントスの補強計画を特集。今季レンタル移籍により放出されていた選手について「サントス復帰の可能性があるのは、クイアバへレンタル移籍していたガブリエル・ピラニのみだ。カルドーゾをはじめ8選手は再びサントスから離れる」と言及。カルドーゾがサントスの来季構想から外れている現状をリポートしている。

 なおカルドーゾはベガルタ仙台退団をうけて「この2年間、ファン、サポーターのみなさまと一緒に過ごせたこと、心から感謝しています。今シーズン、けがが重なってしまい、理想のパフォーマンスを発揮することができず、みなさまの期待に応えられず申し訳なく思っています。それにも関わらず、力強く支えてくれたことには感謝の気持ちでいっぱいです」

 「これから先もずっとベガルタ仙台が大好きです。どこに行ってもチームの飛躍を心から願っています。Força Vegalta!ありがとうございました」とクラブ公式サイトを通じてサポーターやスポンサー等にメッセージを送っていた。