プレミアリーグ

プレミア選手のこだわり4選。サラーは猫好き?ハーランドの日課とは?

写真:Getty Images

サッカー選手に関わらず、きっと人間ならば誰しも1つはあるであろう「こだわり」。これだけは譲れないという習慣や、あれだけは絶対に必要だ!という思い入れは、皆さんにもあるのではないだろうか。

ここではプレミアリーグで活躍中の選手4名(モハメド・サラー、アーリング・ハーランド、ハリー・ケイン、ミゲル・アルミロン)の興味深いこだわりを紹介していこう。


リバプール FWモハメド・サラー 写真:Getty Images

モハメド・サラー(リバプール)

リバプールでプレーするエジプト出身のFWモハメド・サラーは、同国の代表キャプテンも担う現代サッカー界のレジェンドの1人だ。今2022/23シーズンが始まって以来、リバプールは不調続きで現在プレミアリーグ8位(第13節終了時点)。直近第13節(10月22日)ノッティンガム・フォレスト戦では、後半55分に得点を許してしまい屈辱的な敗北に。翌欧州CL(10月27日)アヤックス・アムステルダム戦では、サラーが先制点を挙げて3-0で勝利している。

そんなワールドクラスプレイヤーのサラーには、どんなこだわりがあるのだろうか。実は大の動物好きで、現在家族の一員として2匹のグレー色のシャム猫と暮らしている。オフの時間には愛猫たちとのんびりした時間を過ごしているようだ。猫達を見つめるサラーの笑顔には、これでもかというほど優しさが滲み出ている。

今年(2022年)4月には、自身のSNSに生物多様性に関する短い動画を公開しているサラー。動画では本人がナレーターを務め、「動物には人間同様に命があり、生き残っていくべき」と語りかけている。サラーのこだわりとは、愛する動物と家族として末長く暮らせる人生自体と言えるだろう。


マンチェスター・シティ FWアーリング・ハーランド 写真:Getty Images

アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)

鳴り止まないサポーターの歓声と、取り囲むメディアにチームメイト。マンチェスター・シティに所属するノルウェー代表FWアーリング・ハーランドの前人未到プレーは、おさまることを知らない。2022/23シーズン、8試合に3度のハットトリックという驚異のプレミアリーグ新記録を樹立した。

本人の見つめる先には一体何があるのだろうか?単なる個人的な名誉や、クラブの栄光獲得では物足りないのではないかと想像する。ある意味、どこにも当てはまらないニュータイプとも言えよう。

そんなハーランドには数年前から行っているこだわりの日課がある。それは、スマートフォンのアラームを「UEFAチャンピオンズリーグ・アンセム(讃美歌)」に設定すること。この曲で毎朝目を覚ますそうだ。ハーランドにとって、チャンピオンズリーグ(CL)は幼い頃からの特別な想い入れのある大会。常に心に鳴り響いているであろうこの曲を、1日の始まりに選ぶというのは、ある意味プロとしての覚悟が感じられる。

CL観戦経験がある方にはお馴染みの同曲。改めて全てをじっくり聴くと、サッカーらしい力強さというよりも、確かに朝の雰囲気を兼ね備えていて朝日と川のせせらぎ、そして野鳥のさえずりがしっくりくる。繊細で美しく、流れるような旋律がやみつきになりそうだ。歌詞はというと、ドイツ語・フランス語・英語の3ヶ国語で構成されており、内容は「とにかく(参加チームは)最高でチャンピオンにふさわしいぞ!」とプレイヤーたちを鼓舞するもの。「最高だ!」という言葉を聴きながら朝目覚めたら、間違いなく最高の1日を過ごせる気がする。皆さんもハーランドとお揃いの目覚まし曲にするのは如何だろうか?

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名前:Molly Chiba
趣味:自然散策、英国のあれやこれやをひたすら考えること
好きなチーム:トッテナム・ホットスパーFC

東北地方の田園に囲まれ育ちました。英国のフットボール文化や歴史、そして羊飼いやウールなどのファッション産業などに取り憑き、没入している日本人女性です。仕事のモットーは、伝統文化を次世代に繋ぐこと。

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