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元G大阪・井手口陽介を酷評「不良債権の放出は…」セルティックOBも不満

井手口陽介 写真:Getty Images

 セルティック所属の元日本代表MF井手口陽介(26)は、以前から来年1月での退団が噂されている。同選手に対しては現地メディアから厳しい意見が飛んでいるほか、セルティックOBも中盤の補強が必要と考えているようだ。

 井手口陽介は昨年12月にガンバ大阪からセルティックへの完全移籍したものの、今年1月のカップ戦で相手選手から強烈なタックルを受けて膝を負傷。2カ月間にわたり戦列を離れると、復帰後も出場機会に恵まれなかった。そして今季開幕直前に再び戦線離脱。8月末にトレーニング復帰を果たしているが、CLグループステージの登録メンバーから外れていた。

 また今月15日のスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第11節・ハイバーニアン戦で今季初めてベンチ入り。19日のスコティッシュ・リーグカップ準々決勝・マザーウェル戦では同選手の起用が予想されていたが、結局出番は訪れなかった。

 英メディア『フットボール・ファンキャスト』は今月26日、井手口陽介に関する特集記事で「マザーウェル戦でプレーしなかったことは、彼の序列がいかに低いのかを反映している。セルティックが来年1月に中盤を補強する場合、不良債権である井手口陽介を放出するのに理想的なタイミングになるだろう」と、改めて今冬退団を予想している。

 また元セルティック所属選手であるフランク・マカベニー氏は『フットボール・インサイダー』のインタビューに応じた際、補強が必要なポジションを聞かれると「中盤」と回答。「(ポステコグルー監督就任以降で)セルティックにやって来た選手のプレーを見る機会がないんだ。ジェームズ・マッカーシーは出場機会を得られていないし、井手口陽介もまだ見たことがない」

 「彼らがフィットして我々が必要とする選手であるならば、セルティックは新しい選手を連れてくる必要はない。各ポジションに2人の選手がいる状態が望ましい。来年1月に獲得する選手は、現有戦力よりも良い選手でなければならない」と、井手口陽介とMFジェームズ・マッカーシー(31)の出来に納得していないことを告白。

 マカベニー氏のコメントをうけて『フットボール・インサイダー』は「井手口陽介は今シーズン、開幕時に足を負傷して以来、まだ出場していない。それに今年1月の加入以降、まだ6試合にしか出場していない」と綴っている。