戸田和幸へのJ3相模原監督オファー報道話題「DeNA凄い」解説業継続要望も

　日韓W杯の日本代表メンバーである戸田和幸氏はサッカー解説者として人気を博しているほか、一橋大学ア式蹴球部のテクニカルアドバイザーを担当。明治安田生命J3リーグ・SC相模原が同氏を招へいする可能性が報じられたことに、サッカーファンからは肯定的な意見が上がる一方で「解説が聞けなくなる」といった声も沸き起こっている。

　戸田和幸氏は現役時代に清水エスパルスやトッテナム・ホットスパー、サンフレッチェ広島などでプレー。2013年の現役引退後は解説業に勤しみ、DAZNやWOWOW、スカパー！などのサッカー中継に出演。UEFAチャンピオンズリーグ決勝やサッカー日本代表のFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選でも解説を務めるなど、知名度を高めている。

　その一方で2018年以降は大学サッカーでのコーチ業も開始。慶應義塾体育会サッカー部や一橋大学ア式蹴球部でコーチや監督という立場で指導に当たったほか、今年2月から一橋大学ア式蹴球部のテクニカルアドバイザーを務めている。

　そんな中、戸田和幸氏にSC相模原から監督就任オファーが届いたと一部メディアが報道。これにはツイッター上で「これは楽しみ」、「すごいところにアプローチしてきた」、「黒田剛に戸田和幸に来季の監督は面白い」、「DeNA斜め上行くなあ」といった前向きなコメントが多く見られている。

　その一方で「解説聞けないのは困る」、「戸田さんの解説これからも聞きたい」といった声も噴出。豊富な知識をもとにした戦術分析に定評があるだけに、解説業から離れる可能性に落胆するサッカーファンも一定数いるとみられる。

　SC相模原は高木琢也監督のもとで今季開幕を迎えていたが、4月からリーグ戦4連敗を喫すると5月下旬に高木琢也から薩川了洋へ監督交代。ただチームは浮上のきっかけをつかめず、9月中旬からリーグ戦5連敗。J2昇格の可能性が消滅すると、今月10日に今季限りでの薩川了洋退任が正式決定している。

　また今月26日にはインターネット関連事業を手掛ける『株式会社ディー・エヌ・エー（DeNA）』がSC相模原の運営会社を連結子会社化したと発表。Jリーグのクラブ経営に本格参入したことで注目を集めている。