白井康介(京都サンガ)
J1昇格1年目で、現在懸命に残留争いを戦っている京都サンガ。曺貴裁(チョウ・キジェ)監督のもと1歩も引かないアグレッシブなサッカーを展開しており、1試合平均のスプリント回数(190回)はサガン鳥栖に次ぐリーグ2位。そのなかでもDF白井康介はチームトップ、リーグ3位のスプリント回数(743回)を記録。クロス数もチームトップでリーグ7位(91本)と、右サイドの急先鋒となっている。2013年の湘南ベルマーレ加入から計5クラブを渡り歩いた苦労人であり、そのキャリアは今年が転機となるかもしれない。
志知孝明(アビスパ福岡)
上述の白井康介を上回る、リーグ6位のクロス数(92本)を記録しているのが、アビスパ福岡DF志知孝明。チームが強固な守備ブロックから縦に速い攻撃を志向するため、守備の時間が長い。そのため目立つ機会が多い選手ではないが、その他のスタッツでも安定した数字を記録している。タックル数はリーグ16位タイ(61回)ボール回収数はリーグ34位タイ(77回)。残留争いのタフな試合が続くなか、志知の1対1の強さ、そして終盤に対面する相手を凌駕する豊富なスタミナは、福岡の戦術に欠かせない。
藤井智也(サンフレッチェ広島)
厳密にはウイングバックだが、サイドを語る上で欠かせないサンフレッチェ広島MF藤井智也。リーグトップのスプリント回数を誇り、第30節終了時点で829回。2位の岩崎悠人(サガン鳥栖)に30回以上の差をつけている。またドリブル回数も133回で、こちらもトップ。2位の金子(北海道コンサドーレ札幌)に30回もの差をつける。立命館大学時代に関西学生サッカーリーグ1部でアシスト王とベストイレブンを獲得するなど一気に頭角を現し、プロ2年目。50m5秒台の俊足とスタミナを併せ持ち、広島らしさを体現できる選手だ。ただ8月14日の柏レイソル戦以降ピッチから遠ざかっており、再びサイドを爆走する姿を待ちわびるサポーターは多い。
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