明治安田生命J1リーグの清水エスパルスは、ブラジル1部パルメイラスに所属するブラジル人FWブレーノ・ロペス(26)の獲得を狙っていたが、失敗に終わる可能性が高いようだ。1日、ブラジルメディア『Fanaticos』が伝えている。
身長178cmで右利きのブレーノ・ロペスは、ECジュベントゥージやフィゲイレンセFCなどブラジル国内の複数クラブでプレー。2020年11月にECジュベントゥージからパルメイラスへ完全移籍すると、昨年1月30日に行われたコパ・リベルタドーレス(南米選手権)決勝・サントス戦では決勝ゴールを決めて優勝に大きく貢献していた。
ただ昨季のブラジル1部リーグ戦で5試合、コパ・リベルタドーレス(南米選手権)で2試合の先発出場にとどまると、FIFAクラブワールドカップでもわずか1分間しかピッチに立っていなかった。そして今季もここまでトップ下やサイドハーフで起用される中、リーグ戦でわずか1試合の先発出場と厳しい立場に置かれている。
そんなブレーノ・ロペスの去就については、ブラジルメディア『R7』が先月23日に「ピカチュウを獲得した清水エスパルスが、ブレーノ・ロペスにオファーを提示した。パルメイラスは彼が退団する可能性を排除していない」と報道。同選手とパルメイラスの契約が2024年12月までであることを伝えた上で、移籍金として150万ユーロ(約2億800万円)が必要と見解を示していた。
すると『Fanaticos』は清水エスパルスのオファー内容について「ブレーノ・ロペスの保有権の50%取得にむけて、移籍金700万レアル(約1億8000万円)」と報道。しかし、パルメイラス幹部は指揮官からの要望をうけて、同選手の放出に応じない意向を清水エスパルス側に伝えたという。
なお清水エスパルスは、すでにフォルタレーザECからブラジル人MFヤゴ・ピカチュウ(30)、元日本代表FW北川航也(25)、MF乾貴士(34)の獲得を決めている。J1残留を目指す中、清水エスパルスの大型補強はまだ終わっていないようだ。
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