明治安田生命J1リーグの清水エスパルスは、ブラジル1部アトレチコ・ミネイロ所属のFWアデミール(27)とSCインテルナシオナル所属のFWカイオ・ビダル(21)の獲得に向かっているようだ。18日、ブラジルメディア『TORCEDORES』が伝えている。
身長172cmで左利きのアデミールは、CAパトロシネンセやアメリカ・ミネイロなどでプレー。アメリカ・ミネイロ在籍時の2021シーズンに国内リーグ戦31試合出場で13ゴール3アシストをマークすると、シーズン終了後にアトレチコ・ミネイロへ移籍している。そして今季はカンピオナート・ミネイロ(ミナスジェライス州選手権)でほぼ全試合に出場して優勝に貢献。リーグ戦ではここまで12試合中7試合にスタメン出場しており、右サイドで起用されるケースが多くなっている。
一方、身長174cmで右利きのビダルは、2020年にSCインテルナシオナルのトップチームへ昇格。2021シーズン前半戦では右サイドでレギュラーを張っていたが、昨年8月から出場機会が激減。今季はカンピオナート・ガウショ(リオグランデ・ド・スル州選手権)で11試合中2試合の先発出場にとどまったほか、5月中旬以降はリーグ戦ほぼ全試合でベンチ外となっている。
『TORCEDORES』の報道によると、清水エスパルスはアデミール獲得にむけて、アトレチコ・ミネイロに移籍金250万ドル(約3億4000万円)のオファーを提示したとのこと。ガンバ大阪やアビスパ福岡も同選手への関心を寄せていたが、移籍金が高額であるため獲得を断念したという。
そしてビダルに関しては、クラブ間交渉や具体的なオファーについては報じられていないものの、すでに清水エスパルスと代理人による交渉は始まっているようだ。
なお、清水エスパルスは成績不振により平岡宏章監督の解任。今月7日にブラジル2部ヴァスコ・ダ・ガマを率いていたゼ・リカルド氏を招へいすると、今月18日のJ1リーグ第17節・アビスパ福岡戦で3-1と勝利している。
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