サッカー元日本代表のMF香川真司(33)が、マンチェスター・ユナイテッドでの経験から学んだことを語った。17日、ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』が伝えている。
香川真司は2010/11シーズンから2年間にわたり、ボルシア・ドルトムントの主力選手として活躍。ブンデスリーガ優勝を成し遂げると、2012年6月にマンチェスター・ユナイテッドへ完全移籍する。そのマンチェスター・ユナイテッドでは、アレックス・ファーガソン監督のもとで2012/13シーズンにプレミアリーグ制覇。しかし2013年6月にデイビッド・モイーズ監督が就任すると出場機会を減らし、2014年8月にドルトムントへ復帰している。
そんな香川真司は『トランスファーマルクト』のインタビューに対応。マンチェスター・ユナイテッドからわずか2年でドルトムントへ復帰した経緯を聞かれると「もちろん色々な理由がありましたし、何か特別な理由があったわけではないですね。ただ、振り返ってみると監督交代が一番大きかったですね」
「新しい監督が来ると、チーム戦術が変わることは多いです。2年目(2013/14シーズン)はチームとしてうまく機能しませんでした。そうなると、個々人として良いプレーをすることも難しくなってしまいます。サッカーではよくあることですし、それを知ることができたのは、当時の僕にとって重要な教訓でした」とコメント。サッカー界でよくある出来事を経験したことが、自身の財産になっていることを明かした。
同選手は今年4月、ベルギー紙『ド・モルゲン』のインタビューに応じた際、モイーズ監督のもとで出場機会を減らした理由を聞かれると「ファーガソン監督の退任は、ターニングポイントのひとつではあります。ただ、(ファーガソン監督退任後は、)怪我が多かったですね。それまでは良くなっているという経験しかなかったですし、急に自信をなくしてしまったんです。自分を疑ったんです。精神的にきつかったですよ。でも、決して諦めなかったです」と、心身ともに問題を抱えていたことを明かしていた。
現在シント=トロイデンVVで輝きを取り戻しつつある香川真司。ドルトムントやマンチェスター・ユナイテッドなどビッグクラブでの経験を大事にしながら、2022/23シーズン開幕にむけてトレーニングに励んでいる。
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