かつて鹿島アントラーズや浦和レッズでプレーしていたブラジル人FWファブリシオ(32)は、現在ポルティモネンセに在籍しているが、今夏の移籍期間中にJリーグへ復帰する可能性があるようだ。
ファブリシオは浦和レッズ所属時にコンディション不良に悩まされると、2020年8月にポルティモネンセへ1年レンタルにより復帰。ポルトガルで本来のパフォーマンスを取り戻すと、レンタル期間満了のタイミングで浦和レッズとの契約を解除。ポルティモネンセと新たに2024年6月までの3年契約を結んでいた。
しかし、今季は足首の負傷により開幕から出遅れると、リーグ戦でわずか12試合の先発出場に。今年1月以降は湘南ベルマーレから復帰したブラジル人FWウェリントン・ジュニオール(29)とのポジション争いを展開。ウェリントン・ジュニオールが5ゴールと結果を残した一方、ファブリシオは無得点に終わっていた。
今月8日付けのポルトガル紙『ア・ボーラ』による報道では、とあるJリーグクラブがファブリシオの獲得調査を目的に、ポルティモネンセ幹部に連絡をとったとのこと。同選手には中国スーパーリーグ(中国1部)の浙江緑城や韓国国内クラブも関心を寄せているという。
ポルティモネンセは昨年8月31日、2020/21シーズンのチーム内得点王であるポルトガル人FWベト(23)をウディネーゼへ放出。地元メディアの間では、ベトの代役としてファブリシオの活躍を期待する意見も上がっていたが、結果を残せなかった。
なお、ポルティモネンセの攻撃陣では日本代表MF中島翔哉(27)も去就不透明と伝えられている。中島翔哉は今月末でポルティモネンセへのレンタル期間が満了を迎えるほか、レンタル元のポルトとは2024年6月まで契約を残している。そのため選手サイドやポルティモネンセは今夏残留を望んでいるものの、中島翔哉の去就判断はポルトの意向次第とみられている。
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