明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレに所属する元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアン(32)は、以前から古巣復帰が噂されているが、実現の可能性は低いかもしれない。
ダミアンは2018年12月にブラジル1部のサントスから川崎フロンターレへ完全移籍。主力選手としてJ1リーグ優勝に貢献すると、昨年にはUAEや米国・メジャーリーグサッカー(MLS)の複数クラブからのオファーが伝えられていた。
また、ブラジル1部のSCインテルナシオナルに復帰する可能性が取りざたされていたが、昨年12月に川崎フロンターレとの契約期間を2023年1月まで延長。今季はここまでJ1リーグ16試合中13試合に出場して3ゴールと、持ち前の決定力がやや影を潜めている。
そんなダミアンについては、ブラジル国内ではSCインテルナシオナル復帰の噂が絶えない。また、ブラジルメディア『Portal do Colorado』が先月中旬に「SCインテルナシオナルは、レアンドロ・ダミアン復帰の可能性を相談した」と報道。SCインテルナシオナルが今夏の移籍ウィンドウでセンターフォワードの補強を優先事項に掲げる中、ダミアンを含む複数選手への関心を伝えていた。
しかし、『Portal do Colorado』は31日になって、古巣復帰を阻む問題点を指摘。ダミアンの代理人はペルー代表FWパオロ・ゲレーロ(38)も顧客に持っているが、同選手はSCインテルナシオナルとの関係悪化で昨年10月に契約解除。このゲレーロの退団劇もあり、代理人とインテルナシオナルの関係が良好ではないと見られているようだ。
また、代理人はダミアンのSCインテルナシオナル復帰の噂に対して「今のところ(SCインテルナシオナルからの需要は)何もない。ただ川崎フロンターレで契約更新を行っただけだ」と否定的なコメントも残している。
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