明治安田生命J1リーグの浦和レッズはオランダ人FWブライアン・リンセン(31)の獲得を目指しているが、フェイエノールトとの交渉が大詰めを迎えているようだ。
リンセンについては先月末に浦和レッズからの関心が伝えられると、フェイエノールトも来年6月まで契約を残す同選手の放出を容認するとみられている。また、本人はUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)決勝・ローマ戦前にオランダメディア『RTV Rijnmond』に対して、浦和レッズから数回にわたり連絡があったことを認めた上で決勝戦に集中する姿勢を見せていた。
そのUECL決勝・ローマ戦は今月25日に開催。リンセンは1点ビハインドの74分からピッチに立ったがゴールを決められず、チームも0-1で敗北。プロキャリア初のタイトル獲得とはならなかった。
すると決勝戦翌日にオランダメディア『VOETBAL』は「リンセンの浦和レッズ移籍は、ほぼ確実だ。フェイエノールトは今週、取引を完了させるために代表団を日本に派遣した」と報道。そして移籍金については「フェイエノールトは、フィテッセからフリートランスファーで獲得したアタッカーの売却で100万ユーロ(約1億3600万円)以上の報酬を受け取ることになる」と伝えている。
なお、リンセンは今季エールディビジ(オランダ1部)で34試合中26試合に先発出場して13ゴール8アシストをマーク。UECLでは19試合中12試合の先発出場で4ゴール2アシストと結果を残してシーズンを終えている。
浦和レッズはデンマーク人FWキャスパー・ユンカー(28)をはじめ欧州から外国籍選手を相次いで獲得している。J1リーグで下位に低迷する中、リンセンの獲得により現状を打破する狙いがあるかもしれない。
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