明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸に所属する元スペイン代表FWボージャン・クルキッチ(31)が自身の今後について語った。
ボージャンはかつてバルセロナで元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(38)やアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)らとともにプレー。2011年7月以降はローマやミラン、アヤックス、ストーク・シティ、マインツなど複数クラブに在籍すると、昨年8月のヴィッセル神戸加入でイニエスタと再会。今季はここまでJ1リーグで13試合中9試合に出場しているほか、AFCチャンピオンズリーグ東地区グループステージでは4試合中3試合でピッチに立っている。
その中、AFP通信はボージャンの将来について「引退はまだ考えていないが、引退後はサッカーの道に進む計画をすでに立てている。新型コロナウイルスが流行してからスポーツマネジメントのコースを受講しているが、現場で指導に当たるよりもゼネラルマネージャーとして働く方が向いているのではないかと考えている」と紹介している。
また、同選手はクラブ幹部としての理想像を聞かれると「僕にとって選手と契約するときに一番大事なのは、ひとりの人間と契約することだと思うんだ。選手(の特徴)を理解し、勝てるチームを作るだけでなく、選手の成長を手助けできるチームを作る。そういう仕事が好きなんだ」と語っている。
なおボージャンは今年2月にスペイン紙『アス』のインタビューに応じた際には「37歳のアンドレス(・イニエスタ)は18歳の選手よりも自分の身体を大切にしているし、37歳でもまだモチベーションと野心を見せているのは彼の功績だ。毎日彼の姿を見ていると、とても刺激になるよ。僕は37歳になっても、彼の半分の意志の強さしか持っていないかもしれないね」と数年後の自身の姿について語っていた。
母国スペインをはじめ、これまで7か国でプレーしてきたボージャン。今までのキャリアで学んだことをふまえて、自身の将来について考えているのかもしれない。
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