リバプール所属の日本代表FW南野拓実(27)は今季終了後の退団が噂される中、エバートンとのダービーマッチでもベンチ外となった。そんな南野拓実をはじめ出場機会に恵まれない複数選手について、ユルゲン・クロップ監督が言及している。24日、英メディア『スカイスポーツ』が伝えた。
同選手は昨年7月にレンタル先のサウサンプトンからリバプールに復帰したが、今季もここまで公式戦8試合の出場にとどまっているほか、プレミアリーグではスタメン出場がない。また、先月下旬の代表ウィーク後は一度も公式戦のピッチに立っていないほか、今月5日開催のUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグ・ベンフィカ戦以外の全試合でベンチ外に。24日開催のプレミアリーグ第34節・エバートン戦でもベンチ入りメンバーに名前はなく、周囲からはリバプールで構想外になったという見方が広まっている。
このダービーマッチでは、1-0で迎えた85分にベルギー代表FWディヴォック・オリジ(27)が追加点をマーク。オリジは南野拓実と同じく出場機会が少なく、放出候補と伝えられていた。
そんなオリジについてクロップ監督は試合後のメディアインタビューで「オリジは我々のベストストライカーだし、誰もが同じようなことを言うだろう。トレーニングでもこれくらいのクオリティを見せているけど、他の選手のクオリティが高いからメンバーから外れるんだ。本当につらいよ」と語っている。
そして出場機会の少ない選手たちについて「いつもプレーしていない選手たちのおかげでチーム全体が生きている。彼らはこれまでで最も強い選手たちなんだ。(アレックス・)オックスレイド=チェンバレン、(ハーヴェイ・)エリオット、タキ(南野拓実の愛称)、(リース・)ウィリアムズ。彼らは絶好調だが、彼らの振る舞いによって我々はこのようなことをしているんだ」とコメント。ベンチ外の選手の努力がチーム全体の底上げにつながっているという見解を示した。
なお南野拓実の去就を巡っては、今年1月にリーズ・ユナイテッドやリーグアン(フランス1部)のASモナコなどがリバプールに対して獲得の打診を行ったものの、リバプールはオファーを却下。選手本人もリバプール残留を望んでいると報じられていた。ただ、今年2月にリーズ・ユナイテッド移籍の噂が再燃すると、先月にはボルシア・ドルトムントやラツィオへ移籍する可能性が伝えられている。
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