浦和レッズは今月24日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区グループステージ第4節で大邱FCと対戦し、0-0の引き分けに終わった。ただ、この試合では元デンマーク代表DFアレクサンダー・ショルツ(29)に対する相手選手のラフプレーや主審の判定が物議を醸している。
浦和レッズはグループステージ開幕戦でライオン・シティ・セーラーズ(シンガポール)相手に4-1と勝利。第2節では山東泰山(中国)から5ゴールを奪う圧勝劇を見せていたが、21日開催の第3節・大邱FC戦では0-1で敗れていた。
そして大邱FCとの再戦では前半は主導権を握ったものの、相手の堅守を崩せずに無得点で終了。後半途中からは相手にカウンターを許す展開となったもののピンチを凌ぐ。しかし、浦和レッズは後半もチャンスをものにすることができずスコアレスドローで試合を終えた。
日本国内で問題視されたのは前半45分のシーンだ。敵陣中央でショルツが攻め上がると、相手選手が両手でショルツの身体をつかむ。それでもショルツはボールをキープしてドリブルで前進したが、ペナルティエリアやや手前の位置で倒される。しかし、イラン人主審はラグビーで見られるようなタックルを受けたショルツにファウルがあったと判定。大邱FCボールで試合を再開させたのだ。
これには浦和レッズサポーターや日本のサッカーファンから「がちラグビー…」、「誤審の域を超えている」、「中東の笛だ」とSNSで主審の判定や大邱FC選手のプレーに対する批判の声が多く上がっている。
また、ファウルの判定を受けた直後に主審に抗議する姿勢を見せず、すぐに次のプレーに移ったショルツに対しては「メンタリティが素晴らしい」、「さすが」と称賛のメッセージが寄せられている。
なお、グループFは第4節終了時点で浦和レッズ、大邱FC、ライオン・シティ・セーラーズの3クラブが勝ち点7で並んでおり、大混戦の様相を呈している。
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